今週シネマ:10月4日公開の映画「蜜蜂と遠雷」「ジョーカー」「HiGH&LOW THE WORST」「下忍 赤い影」…話題作続々

映画「蜜蜂と遠雷」の場面写真 (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
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映画「蜜蜂と遠雷」の場面写真 (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。10月4日に女優の松岡茉優さん主演の映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)、米DCコミックの人気キャラクター、バットマンの宿敵ジョーカーに米俳優ホアキン・フェニックスさんが扮(ふん)した映画「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)、「EXILE TRIBE」のエンターテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の新作映画「HiGH&LOW THE WORST」(久保茂昭監督)、俳優の寛一郎さん主演の映画「下忍 赤い影」(山口義高監督)が公開された。

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 「蜜蜂と遠雷」は、2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸さんの同名小説が原作。それぞれの思いを胸に、国際コンクールに出場したピアニスト4人が、互いの演奏に影響を受けながら成長していく姿を描く。松岡さんのほか、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、鈴鹿央士さんらが出演する。

 若手の登竜門といわれる国際ピアノコンクールに、世界各国から名うてのピアニストたちが集まった。母の死をきっかけにピアノから遠ざかっていた元天才少女の栄伝亜夜(えいでん・あや、松岡さん)。今回が最後のチャンスと年齢制限ギリギリで挑戦する妻子持ちのサラリーマンの高島明石(松坂さん)。亜夜とは幼なじみで優勝の最有力候補、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎さん)。今は亡き著名なピアニストに才能を見いだされた謎の少年、風間塵(鈴鹿さん)。それぞれの思いを懸けた戦いが始まる……。

 「ジョーカー」は、バットマンの宿敵、ジョーカーがいかにして生まれたかを、人間ドラマ、犯罪サスペンスの様相を呈しながら描いていく。母の教えに従い、コメディアンを夢見る心優しいアーサー(フェニックスさん)。しかし、ピエロの扮装(ふんそう)で大道芸人をしながら母の面倒を見るアーサーは、決して満ち足りた生活を送れてはいなかった。そんな彼の唯一の楽しみは、カリスマ司会者マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロさん)のトーク番組を見ること。いつかそこに自分もコメディアンとして呼ばれたいと願っていたが……。

 「HiGH&LOW THE WORST」は、高橋ヒロシさんの不良マンガ「クローズ」「WORST」とのクロスオーバー作品。「HiGH&LOW」シリーズに登場する「漆黒の凶悪高校」鬼邪高校と、「クローズ」「WORST」に登場する幹部以外スキンヘッドの最強軍団・鳳仙学園による頂上決戦の模様を描く。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の川村壱馬さん、志尊淳さん、山田裕貴さん、前田公輝さんらが出演する。

 「下忍 赤い影」は、武士による統治が終わろうとし、忍者が時代遅れとなっていた幕末を舞台に、忍者組織の最下層「下忍」の末裔(まつえい)の竜(寛一郎さん)が「鳥羽伏見の戦い」の裏での諜報戦に挑む。竜を追う琉球武術の使い手・尚役には、特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(2018~19年、テレビ朝日系)の朝加圭一郎(パトレン1号)役が話題となった結木滉星さん。映画「キングダム」にも出演していたアクション俳優・監督の坂口拓さんがアクションを監修している。

 そのほか、テレビアニメ「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」の劇場版「ストライクウィッチーズ 劇場版501部隊発進しますっ!」(伊藤史夫監督)、俳優の松重豊さんの初主演映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(細川徹監督)が、4日に公開された。

 *高橋ヒロシさんの「高」ははしごだか。

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