二階堂ふみ:異色作出演で人の悩みや苦しみへの接し方を再認識 「寄り添いながら理解を」

映画「生理ちゃん」の完成披露舞台あいさつに登場した二階堂ふみさん
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映画「生理ちゃん」の完成披露舞台あいさつに登場した二階堂ふみさん

 女優の二階堂ふみさんが10月6日、東京都内で行われた映画「生理ちゃん」(品田俊介監督、11月8日公開)の完成披露舞台あいさつに登場。生理を題材とした異色のマンガが原作の今作で主演を務める二階堂さんは「生理という女性の体の中で起きることが題材ですが、男性対女性というような感じではない」と説明し、「大事なのは自分とは違う、人が抱えている悩みや苦しみみたいなものを自分の物差しで測るのではなく、その人に寄り添いながら理解してあげられたら一番いいのかなと思った」と撮影中に感じたことを明かした。

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 舞台あいさつには、伊藤沙莉さん、松風理咲さん、品田監督も出席。二階堂さん演じる青子の妹・ひかるを演じる松風さんは、二階堂さんとの共演で印象に残った出来事を聞かれ、「台本の読み合わせのとき、(自分が想像していた)『こういう感じかな』というのをはるかに上回っていて本当にすごいなって。いろんなものを吸収させていただきました」と感謝。二階堂さんは「良かったです。下回らなくて」と笑っていた。

 また二階堂さんは「この映画に合うような、すごく温かい舞台あいさつで、皆さんの笑顔を見て楽しんでいただけたかなと思いました」と手応えを感じたと話し、「すごく面白い映画になっていると思いますので劇場に足を運んでいただけたらうれしい」と呼びかけていた。

 「生理ちゃん」は、小山健さんのマンガで、生理痛の原因を擬人化したキャラクターが登場する。ウェブサイト「オモコロ」に掲載。2018年6月にコミックスがKADOKAWAから発売されて、重版されるなど話題になった。「月刊コミックビーム」で連載中。

 映画は、女性ファッション誌の編集部で働く米田青子(二階堂さん)は、公私共に充実した日々を送っているが、忙しいときや悩んでいるときに生理ちゃんがやってくる。一方、青子の働く編集部で清掃のバイトをする山本りほ(伊藤さん)は人生を半ばあきらめ、SNSで毒のある投稿をしている。そんなりほにも生理ちゃんはやってきて……という内容。

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