劇作家の倉持裕さんが、江戸川乱歩の美意識やユーモラスでミステリアスな登場人物たちをモチーフに描く新作現代劇「お勢、断行」で、主人公の悪女・お勢を演じる倉科カナさんが、ビジュアル撮影が行われた東京都内のスタジオで取材に応じた。倉科さんにとって初のタイトルロールを務める舞台。来年2月の上演に向け、「私、芸歴14年になるんですけど、走り続けてきてしまった気がしていて、一回、足を止めたいと思ったんですね。これまでは正攻法で、『うまくやらなくてはいけない』という気持ちがすごくあったんですけど、今回はとても信頼できる演出家さんと、本当に底力のあるキャストもそろっているので、形を求めようとしないで、たとえ失敗をしても新しいことを、うそがなく生まれくるものを大切にしていけたらと思っています」と意気込む。倉科さんに話を聞いた。
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