生田家の朝:「ZIP!」の“朝ドラ”で異例の生放送企画 プロデューサーの種明かしも

生放送の映像が映ったドラマ「生田家の朝」=日本テレビ提供
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生放送の映像が映ったドラマ「生田家の朝」=日本テレビ提供

 日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」で放送中のドラマ「生田家の朝」で10月15日、ドラマと生放送中のスタジオをつなぐ異例の企画が放送され、話題を集めた。

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 「生田家の朝」は、歌手で俳優の福山雅治さんが企画・プロデュース、お笑いタレントのバカリズムさんが脚本を担当しているドラマ。ユースケ・サンタマリアさん演じるごく普通のサラリーマン・生田浩介、尾野真千子さん演じるサバサバした妻・早苗と、子供たちによる“どこにでもいるフツーの家族”の朝の話というテーマで、日常に起こる小さな事件や小さな幸せが描かれている。2018年12月に放送されて人気を博し、好評を受けて今年10月1日から第2弾が放送されている。

 15日の放送のラストシーンで、生田家の4人はリビングで朝食を食べながらテレビで「ZIP!」を見ている。テレビ画面には火曜パーソナリティーの山下健二郎さんら3人がダンスを披露していたが、ドラマが終わって生放送の「ZIP!」のスタジオに切り替わっても、全く途切れることなく、そのまま3人がダンスをしている姿が映し出されるいう驚きの展開。架空の世界のドラマと生放送のスタジオがつながるという異例の企画に、SNS上でも「びっくりした! 純粋に驚いちゃった」「ドラマに生出演! 新しすぎるシステム!」などと盛り上がった。

 仕掛けとしては、生放送の映像をドラマに合成。ドラマ撮影時にはブルーバックで撮っていたテレビ画面に、「ZIP!」のスタジオから生放送の映像を合成したもの。「家売るオンナ」「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」などを手がけてきたプロデューサーの小田玲奈さんによると、昨年から福山さんとバカリズムさんには、ドラマの企画段階でから「生放送でドラマをやりたい」という希望があったといい、今回第2弾が決まった際に、「『これどうやって撮っているのかな?』と視聴者を驚かせることをしよう」という思いから今回の企画が生まれたという。

 小田プロデューサーは、「これは『生田家の朝』が、生放送の『ZIP!』内で放送されているドラマだからこそ実現できたこと! ドラマのストーリー自体はどこの家庭でも起こりそうなありふれた話なのに、時折こういうサプライズがある…、それが『生田家の朝』です」とコメント。

 「残り2週間をきりましたが、実は……脚本のバカリズムさんが仕掛けた一番大きなサプライズがまだ残っています!以前の取材で福山さんが『かつてこんなことを連続ドラマでやったことがあるだろうか』と絶賛した“大仕掛け”、どうぞご期待ください!」と呼びかけている。

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