ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
中学校の男子ソフトテニス部が舞台のテレビアニメ「星合の空」。「天空のエスカフローネ」「ノエイン もうひとりの君へ」などの赤根和樹さんが監督を務めるオリジナルアニメ。さまざまな問題を抱える少年たちの青春を描く。カッとなりやすい性格で反抗的な曽我翅役の豊永利行さん、部内でムードメーカー的な存在、竹ノ内晋吾役の佐藤圭輔さんの二人に、作品への思い、自身の中学生時代について聞いた。
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豊永さん 最初のビジュアルイメージを見た時に、爽やかなスポーツものなんだろうと勝手に思っていました。皆さんもそうかもしれません。収録に参加している僕らは、その裏切りをいち早く受けたこともあって、衝撃が大きかったです。あれ?という動揺もありましたが、同時にキャラをどうやって作っていこうかな?という考えにシフトしていきました。ソフトテニスに向き合う姿勢以外も重要になると考えていました。
佐藤さん 実際に演じてみると、予想をはるかに超える内容でした。楽しいな!とも感じました。晋吾という存在をさまざまな面で演じることが楽しいと感じたんです。
佐藤さん こんなに素晴らしい作品に参加させていただけてうれしいです。現場が楽しくて、先輩方のお芝居を見て、ずっとモチベーションが上がっていました。勉強になることばかりで、パンクしそうになっていました。台本を読めば読むほど、いろいろ考えてしまうのですが、晋吾はあんまり深く考えるタイプではないですし、真っすぐなところを出せればと、思ったままに演じることを意識しました。
佐藤さん ガチガチに緊張して、棒のようになってしまい、演じることが全然できませんでした。(桂木眞己役の)花江夏樹さんから「力抜いて」と声を掛けていただきました。周りの方が支えてくれたので、力を抜いて臨むことができました。
豊永さん (佐藤さんは)ガチガチでしたね。事務所の後輩ですが、個人的に事務所の先輩が何かを言うのは違う……とも思っているところもあって、第1話の時は現場で知り合った先輩からアドバイスを受けて、成長する経験をしてほしかったので、あえて言わないようにしていました。きっと僕が言うと、より緊張しますからね。第2話以降、つまずいた時はちょっとアドバイスをしたところもあります。芝居の細かいところではなく「分からないことは分からないと言っていいんだよ」「自信を持ってやるところは自信を持って」などと話をしていました。圭輔君は「はい!」「分かりました!」と緊張していましたが(笑い)。
佐藤さん 携帯電話のロック画面に皆さんに言われたことを書いて待ち受けにしていました。その言葉を大切にしていて、しっかり読むようにしています。
豊永さん え!? 本当ですか! 光栄です。メインのキャストの中で、最年長なんです。とはいえ、そんなに意識はしていなかったんですけど……。僕が演じる翅は、部員の中ではエネルギーでお芝居ができるポジション。お芝居の流れでうねりを作りやすいポジションでもあったので、そこを意識して少しとがった芝居をして、ニヤっとしてもらえるようなアプローチも意識していました。その結果、現場の皆さんが笑ってくださっていたので、もしかしたらムードメーカーになっていたのかもしれません。自覚なしですね。
豊永さん バスケ部です。僕は幽霊部員でした。好きな女の子がバスケ部で、入部したという不純な動機でした。男子部員が少なくて、女子と一緒に練習ができるというウワサを聞いて入ったのですが、いざ入部したら、恥ずかし過ぎて、行かなくなった……。部活には行かなくなったけど、パソコンのRPGを作るソフトで友人とゲームを作っていましたね。僕が音楽、シナリオを担当して、友人がグラフィックを担当していました。
佐藤さん 僕もバスケ部です。先輩もいなくて、5人だけで、みんな初心者だったんです。試合には、200対2とか300対2とかで負けていました。真面目にやるようになったのは、最後の1年で後輩が入ってから。バスケができる後輩が3人くらい入って、180対16くらいにはなりました!
佐藤さん いろいろなシーンがあり、それぞれのシーンにつながりがあります。そこにも注目してほしいですね。
豊永さん 今後、それぞれの部員に起きている問題が明るみになっていきます。リアリティーのある問題で、目をそらすべきではないと問題提起しているところもあります。自主的に何かを発信するよりは協調性を大事にする子供たちで、この子たちが一生懸命悩んでいます。いろいろな見方ができる作品なので、柔軟に見ていただきたいですね。
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