シンフォニック・ゲーマーズ4:NHKの異色のゲーム音楽番組 第4弾は「愛」 選曲の裏側も

「シンフォニック・ゲーマーズ4~愛すべきこの世界のために~」の一場面=NHK提供
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「シンフォニック・ゲーマーズ4~愛すべきこの世界のために~」の一場面=NHK提供

 人気ゲーム音楽をオーケストラが演奏する異色の音楽番組の第4弾「シンフォニック・ゲーマーズ4~愛すべきこの世界のために~」が、NHK・BSプレミアムで12月30日深夜0時15分に放送される。2016年から毎年放送されている人気番組で、今回は東京フィルハーモニー交響楽団が「サクラ大戦」「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー」「イースII&III」「大神」「ファイアーエムブレム 覚醒」のほか、レトロゲームのメドレー「レトロゲーム グレイテスト・ヒッツ」を演奏する。「シンフォニック・ゲーマーズ」ではこれまで「冒険」「英雄」「強さ」をキーワードに楽曲を選定してきた。今回のキーワードは「愛」だ。

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 ◇平原綾香、有野晋哉も登場

 「シンフォニック・ゲーマーズ4」は、ゲーム好きとして知られる声優の青木瑠璃子さんとNHKの塩澤大輔アナウンサーが第1弾から4年連続で司会を務め、ゲストとしてお笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さんが登場。「大神」では和楽器ユニット「HIDE×HIDE」が演奏に加わり、平原綾香さんがエンディングテーマ「Reset」を歌う。

 「シンフォニック・ゲーマーズ」は、強敵とのバトル、迷ったダンジョン、感動のストーリーなどゲームをプレーした当時を思い出しながら、音楽を楽しむことができる。また、ゲーム音楽がオーケストラアレンジになることで、新たな魅力を発見できる。楽器演奏でゲームのSEを表現するなど遊び心もあり、ゲーム音楽のさまざまな要素を楽しめる。

 今回は「レトロゲーム グレイテスト・ヒッツ」で懐かしの「グラディウス」「マッピー」「ドルアーガの塔」などをメドレー形式で演奏するので、幅広い年齢層で楽しめるはず。ほかにも、塩澤アナや青木さんがゲーム愛を熱く語るのも見どころだ。ファンを楽しませるための仕掛けが随所に用意されている。

 ◇“絆”や“慈しみ”のニュアンスも

 今回のテーマは「愛」で、担当者は「キャラクター同士の恋愛模様はもちろん“絆”や“慈しみ”のようなニュアンスも含みます。『サクラ大戦』にはじまり、『ポケモンHGSS』『大神』を経て、最後は『FE覚醒』へ。ぼんやりとですが、“愛”の指すものが曲を追うごとに少しずつ広がっていくといいなと思って並べました。サブタイトルは、これらのゲームの主人公たちに通じる思いとして考えたものです」と説明する。

 選曲の起点になったのは「大神」の「太陽は昇る」、「ファイアーエムブレム 覚醒」の「『I』~為」で、「ご存じの通り、『大神』と『FE覚醒』の終盤はまさにこのサブタイトルの感じでラストバトルに突入します。この時のBGMが最高に格好よくて、今回の選曲はこの2曲が起点になっています」と話す。

 プレーヤーのゲームへの愛、演奏者や出演者のゲームへの愛……などさまざまな愛を感じることができそうだ。

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