木村拓哉:警察学校の冷徹教官役で新境地に挑む 三浦翔平の提案きっかけにキャスト陣奮起

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スペシャルドラマ「教場」の場面写真=フジテレビ提供

 木村拓哉さん主演のスペシャルドラマ「教場(きょうじょう)」(フジテレビ系)が、1月4日、5日に2夜連続で放送される。これまでさまざまな職業のキャラクターを演じた木村さんだが、本作で警察学校の冷徹な教官を演じる。新境地に挑む木村さんが合同取材に応じ、生徒役のキャストたちとの舞台裏などを語った。

 ◇実際の警察学校と「教場」、感じたリアルとの“誤差”

 原作は、長岡弘樹さんのベストセラー小説(小学館)で、警察学校で極限状態を生き抜く生徒それぞれのよこしまな思惑を、監察力にたけた教官が暴いていくミステリー作品。過酷な警察学校で覚醒していく生徒たちの青春物語であり、厳格なカリスマ教師が個性あふれる生徒たちと向き合う人間教育の物語。

 木村さんは、右目が義眼で白髪という警察学校の冷徹な教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じる。教場は警察学校の教室を意味し、風間が担当する“風間教場”の生徒役には工藤阿須加さん、川口春奈さん、葵わかなさん、井之脇海さん、「なにわ男子」の西畑大吾さん、富田望生さん、味方良介さん、村井良大さん、大島優子さん、三浦翔平さんら豪華俳優陣が集結した。

 本作は「若者の全て」「眠れる森」「プライド」などの中江功監督がメガホンをとり、撮影前に木村さんは中江監督らと実際の警察学校を訪問。「現状を視察して、空気感を感じて、現場でどう変換させていくか」と考え、「実際の警察学校は、入校したみなさんを、いかに最後まで1人も脱落者を出さないようにしているそうです。でも『教場』では、警察学校は生徒をふるいにかける場。180度とまでは言わず、120度くらい違うものなんですが、いかに映像化するか」と悩んだという。

 「何をやってもモラハラ、パワハラと言われる時代に、この作品を作るという“筋力”、リアルとの“誤差”がすごかった。真剣に取り組んだからこそ、楽しく感じたのかもしれないですね」と振り返る。

 ◇全員が一丸となった現場

 警察学校の生徒を演じるため、撮影の前に「気をつけ」「礼」など、あいさつの仕方や警棒の扱い方などを、生徒役キャストたちとトレーニングする機会があったそうで、「夜の湾岸スタジオに、何のセットもなく蛍光灯がともされた場所に、選ばれし30人が、警察官の制服に着替えて立っていて。夏場だから熱くて、帽子であおいでいる人もいて、『それどうやって付けているの?』『どうやって締めているの?』と、コスプレ(のような気分)から始まりました。自分も、『風間役を演じる人間』として現場にいました」と述懐。

 そんな中、三浦翔平さんが、個々人が思っていることを話し合う場を設けることを木村さんに提案。その場で「(演技は)どうですか?」と聞かれたといい、「『カメラの前に立つ状態は10だとしたら、自分は何(点)だと思う?』と聞いたら『2ですかね』『2もいっていない』と。トレーニングできる機会が、残り2回しかなかったから、『今日中に5まで上げよう』と話したんです。自分も、しっかり風間公親の状態になっているべきだと思って、全部用意して現場にいるようにしたんです」と明かす。

 これによって、撮影現場の風向きが変わった。

 「帽子であおぐ人間もいなくなったし、待ち時間に背もたれを使う人がいなくなりましたね。そこからですかね、撮影に向けて全員のギアが上がったのは。撮影が終わったから帰ってもいいのに、素直に帰る人はいなかった。いかに全員ができるようになるかと、ひたすらやっていました。大島優子、三浦翔平、工藤阿須加だからという個人的エピソードではなく、全員でやっていました。変といえば変ですが、すごいすてきな現場でしたね」と、全員で一丸となった生徒役のキャストたちに感心していた。

 ドラマは、冷徹無比な教官・風間公親が務める初任科第198期短期課程の教場が舞台。生徒たちは日々、早朝6時に起床してから激しいトレーニングにさらされている。「警察学校は適正のない人間をふるい落とす場である」と考える風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退学届を突きつける非情な男だ。“風間教場”のクラスメート30人は、最後までふるい落とされずに生き残り、何人が卒業証書を手にすることができるか……という展開。フジテレビ系で1月4日、5日の午後9時から放送される。

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