香取慎吾さんが青山学院大学生の依頼で制作したアート「壁画『Be the Differenceアート』」の除幕式が2月6日、同大の青山キャンパス(東京都渋谷区)で行われた。アートは青山キャンパス7号館の横に展示され、幅は約11.5メートル、高さは約2.5メートル。除幕式に出席した香取さんは「東京の街が好きで、東京(の屋外)に自分の壁画があるというのは初めて」と大喜び。「香港の壁画やパラリンピックサポートセンターの室内にもありますけど、大きさで言ったら一番大きいかも」と語り、一般公開日も設けられていることから「ここは皆さんが入れる場所みたいなので、しょっちゅう来ることになると思います。皆さんが見ている姿を見に(来ます)」とちゃめっ気たっぷりに話した。
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アクリル絵の具やスプレーで、人の姿をした大きなキャラクターが10体、小さなキャラクターが90体描かれ、中央にはハンマーで傷をつけたハートが描かれている。香取さんは「形も考えも違う人間が、みんなの愛でそれぞれ支え合って生きていくことがすばらしい。自分も多くの方の愛に支えられて今を生きています。そんな思いで描きました」と作品に込めた思いを説明した。
同大学生の有志が、同大の経営スローガン「Be the Difference」を基に議論し、その思いを社会に発信していくための象徴としてアートの制作を決定。何事にも自身のスタイルを貫きチャレンジする香取さんの姿勢を知って制作を依頼した。
学生の発案で自身にオファーがあったことについて、香取さんは「うれしかった。生徒たちが僕の子供でもおかしくないぐらいの年齢。そんな子たちが大きなプロジェクトに名前を挙げてくれるのは本当に幸せ」と感謝。「これからの夢をたくさん持った人たちに僕の絵を見てもらって、そこから何か少しでも感じてもらえたり、自分が通っていた学校にあった絵からの影響を受けて大人になっていってくれたらうれしい」とメッセージを送った。
同大が指定した日に限り、一般にも公開される。一般公開日は同大のサイトに記載されている。