人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で新選組を描いた司馬遼太郎の幕末小説を実写映画化する「燃えよ剣」(原田眞人監督、5月22日公開)の場面写真4点が2月27日、解禁された。土方歳三(岡田さん)と、一番隊組長の沖田総司(山田涼介さん)が険しい表情を浮かべ、立ち並ぶ姿などが写し出されている。
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場面写真にも写っている衣装のデザインは、「日本のいちばん長い日」「関ヶ原」「検察側の罪人」など、原田監督作品を多く手掛けている宮本まさ江さんが担当し、有名な「ダンダラ」から黒の隊服に一新。ヘア&メークアップは、「ハクソー・リッジ」「沈黙-サイレンス-」「SAYURI」など、ハリウッドで活躍するノリコ・ワタナベさんが務め、徹底的にリアリティーを追求した洋かつらを使用したという。
また、ロケ地は約60カ所におよび、西本願寺、二条城、仁和寺、姫路城などの世界遺産や国宝級建造物で撮影。岡田さんは「そこに立つだけで、その場所が(芝居を)助けてくれる。エネルギーを感じる場所ばかりだった」と語っている。
原作は、1962年から64年にかけて週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)で連載され、現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が500万部を超える大ベストセラー。
映画は、幕末の激動の時代、武州多摩の百姓の悪ガキだった土方歳三が、「武士になりたい」という熱い思いを胸に、近藤勇(鈴木亮平さん)、沖田総司らと共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明さん)を局長に擁し、新選組を結成。土方は“鬼の副長”と呼ばれ、討幕派勢力制圧に活躍を見せる。そんな中、土方はお雪(柴咲コウさん)と運命的に出会い、引かれ合うが、時流は倒幕へと傾いていき……というストーリー。
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