小野大輔:「別冊オリンピア・キュクロス」に「人間の熱量感じた」 好きなスポーツは?

「別冊オリンピア・キュクロス」に声優として出演する小野大輔さん(左)とアニメのビジュアル(C)ヤマザキマリ・集英社/2020「別冊オリンピア・キュクロス」製作委員会
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「別冊オリンピア・キュクロス」に声優として出演する小野大輔さん(左)とアニメのビジュアル(C)ヤマザキマリ・集英社/2020「別冊オリンピア・キュクロス」製作委員会

 「テルマエ・ロマエ」などのヤマザキマリさんのマンガが原作のテレビアニメ「別冊オリンピア・キュクロス」で、1964年の東京にタイムスリップする古代ギリシャの青年・デメトリオスを演じる小野大輔さんが、アフレコの感想や同作の魅力を語った。小野さんは「マンガとしての面白さ、エンターテインメント性の中に、本当に伝えたいテーマ、時代を超えても普遍的にある人間の熱量みたいなものを感じました」と語っている。

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 ――第1~4話のアフレコを終えた感想は?

 ヤマザキマリ先生の原作を読んだ時に感じたデメトリオスのイメージは、すごく誠実でピュアなギリシャ人でした。原作から抱いた「こういうキャラクターだったらいいな」という理想像に少しでも近づければいいなと思いながら演じました。

 ――アフレコして、改めて気付いた本作の面白さ、魅力は?

 最初に、ヤマザキマリ先生の作品ってよく裸の男がタイムスリップするなあと思いました(笑い)。マンガとしての面白さ、エンターテインメント性の中に、本当に伝えたいテーマ、時代を超えても普遍的にある人間の熱量みたいなものを感じました。ギャグマンガとしてゲラゲラ笑いながら読める面白い作品でありながら、人間の根本にある熱いものに触れている。読んでいるこちらも熱くなれるような原作の魅力を、アニメでも伝えていきたいと思います。

 ――ファンにメッセージをお願いします。

 「テルマエ・ロマエ」が好きな方、そして初めましての方、老若男女問わず、いろいろな方が楽しめる作品になっています。どの年代にも熱い何かを訴えかける、すごく熱量の高い作品です。作品をカテゴライズすることなく、純粋にエンターテインメントとして楽しんでほしいですね。面白いだけでなく、歴史を知ることもできる。不条理でシュールなギャグも盛り込まれている。とにかく「なんだか分からないけど面白い!」と興味が持てる作品に仕上がっています。白黒の時代からテレビを見ているおじいちゃん、おばあちゃんから、ワンセグ世代の現代っ子まで、みんなで一緒にテレビの前に集合して、“世代を超えて”一緒に楽しんで見てください。

 ――おまけの質問です。劇中にはたくさんの運動、スポーツが登場します。得意なスポーツを教えてください。

 サッカーが好きです。見るのもやるのも好きです。でも試合より、リフティングが好きです。争いたくない(笑い)。

 アニメは、ヤマザキさんが2018年3月からマンガ誌「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の「オリンピア・キュクロス」が原作。古代ギリシャの青年デメトリオスが、ある日、村の争いに巻き込まれ思い悩むうちに、1964年の五輪に沸く東京にタイムスリップしてしまう……というストーリー。

 キャラクターをクレーアニメで表現する手法などを使った5分間アニメとして制作。滋賀県の「石田三成CM」などで知られるクリエーターの藤井亮さんが監督を務め、電通関西が制作する。小野さんが主人公・デメトリオスを演じ、俳優の片桐仁さんがデメトリオスが住む村の村長役、佐藤貴史さんがタイムスリップしたデメトリオスを助ける巌谷教授役を担当する。4月20日から毎週月曜午後9時54分にTOKYO MXで放送。

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