M 愛すべき人がいて:伊集院光&古市憲寿がキレッキレの突っ込み 大映ドラマを超えて「日本昔ばなしの世界」

(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
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  歌手の安斉かれんさん、俳優の三浦翔平さんダブル主演の連続ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分/ABEMAで全話独占配信)第1話の“リミックスバージョン”が5月9日に放送された。スペシャルオーディオコメンタリーとしてタレントの伊集院光さんと、社会学者で作家の古市憲寿さんが参加した副音声で、2人はキレッキレの突っ込みを入れて、視聴者の笑いを誘った。

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 原作は、“歌姫・浜崎あゆみ”の誕生まで、そして秘められた出会いと別れを描いた小松成美さんの同名小説(幻冬舎文庫)。脚本は鈴木おさむさんが手がけた。ドラマの主題歌は浜崎さんの「M」。安斉さんは、後に「平成の歌姫」と呼ばれ、女性たちのカリスマとして君臨するアーティストのアユ、三浦さんは、レコード会社「A VICTORY」を設立した名プロデューサー、マックス・マサを演じている。

 第1話は、1993年、福岡から上京してきたアユは、高校に通いながら細々とエキストラのような仕事をこなす日々を送っていた。ある日、歌手を目指す友人・玉木理沙(久保田紗友さん)と六本木のディスコへ行くと、カリスマプロデューサー、マックス・マサと出会う。翌日、アユにマサから電話が……という展開。

 ドラマ冒頭、アユが上京を決意するシーンが放送されると、伊集院さんは「『(ザ!世界)仰天ニュース』『(奇跡体験!)アンビリバボー』(の再現VTR)、もしくは最終的に青汁のコマーシャルになるんじゃないか(と思った)」と先制ジャブ。

 続いて古市さんは、田中みな実さん演じるマサの秘書、姫野礼香がつけている眼帯について、福岡県の銘菓「博多通りもん」と表現すると、伊集院さんは田中さんの“怪演”について「一個しかない引き出しを費やしていてすごい(笑い)」「田中みな実の真面目さと不器用さが両方出ている」と絶賛。また、独特過ぎるビジュアルが話題になっている、新納慎也さん演じる“TK”こと人気プロデューサーの輝楽天明(きら・てんめい)が登場すると、古市さんは「一番大好きかも」と興奮ぎみに話し、伊集院さんは「輝楽さん一回りして(見た目がお笑いコンビの)『ぺこぱ』(の松陰寺太勇さん)みたいだもんね(笑い)」と語っていた。

 終盤、アユとマサが会うことになっていたレストランに礼香が現れ、2人を会わせないように妨害し、それでもアユはレストランから離れようとせず、歌を歌うとマサが現れるシーンについて、古市さんは「最後のシーン良かったな。それだけはやめてっていうのをやってくれて」と笑うと、伊集院さんは「『大映ドラマ』を超えて、『(まんが)日本昔ばなし』の世界。歌声が神様に届きましたって」と独特の表現で突っ込み、視聴者の笑いを誘った。

 2人の“相当マニアックで香ばしい番組解説”について、SNSでは「伊集院さんと古市さんの副音声で大爆笑」「田中みな実の眼帯が博多名物通りもんはさすがに草」「日本昔ばなしみたいな世界観になってると言ってたの好き」「2人の会話が香ばしい」「ツッコミを共有できる感じで楽しかった」「副音声たまらんね!」といった反響があった。

 ドラマは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、撮影スケジュールに変更が生じているため、第4話の放送は延期されている。次週5月16日は、第2話と3話の“リミックスバージョン”を放送する。 

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