i☆Ris:コロナ禍の声優、アイドル活動 密を避けるアフレコ 今だからできるファン交流

アニメ
声優、アイドルとして活動する6人組声優アイドルユニット「i☆Ris」

 声優、アイドルとして活動する6人組声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」。テレビアニメ「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」にメンバー全員が出演するなど声優として活躍しているほか、ライブパフォーマンスにも定評がある。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、テレビアニメの放送や配信、劇場版アニメの公開が延期となり、声優のライブやイベントが中止されるなどアニメ業界が大打撃を受ける中、i☆Risも予定していたツアー全15公演すべてを延期するなど、活動を大幅に制限された。コロナ禍で声優、アイドルは何を思うのか? 激変するエンターテインメント、アニメ業界で今後、どのように活動していくのか? メンバー6人がリモートインタビューに応じた。

 ◇アフレコ再開も…

 -ーアニメのアフレコはいつ頃から中止になった?

 芹澤優さん 4月の緊急事態宣言が出るちょっと前くらいですね。人によりけりだとは思いますが、アニメに関しては2カ月近くアフレコがない作品もあるみたいです。ゲームのアフレコは一人でやることも多いので、5月に入ってからは少しずつ再開してきました。

 澁谷梓希さん 私は外画(海外のアニメや映画、ドラマ)の吹き替えは一人でやりました。一人ずつでも大きな支障はないのですが、みんなでアフレコした方が現場の雰囲気もいいでしょうし、寂しさはありますね。

 --放送を延期したテレビアニメも多いですが、テレビアニメのアフレコはやっている?

 若井友希さん 最近(※取材は5月末に実施)、再開しました。私が参加した作品は、密にならないようにシーンごとに分けて録(と)っています。1人ずつ録ることもあって、スタッフさんにはより時間をかけて作品を作っていただいています。

 茜屋日海夏さん 私も友希ちゃんと一緒で5月中旬くらいから再開しました。マイク一本一本に仕切りをして、座る時もソーシャルディスタンスを保ってアフレコしています。終わったら、すぐにスタジオを出ていったり。

 --スタジオを取材した際、スタジオ内が密にならないように、声優を3人ずつくらいに分けて、録っていて、これまでのように10人以上が一斉に録ることが難しいという話もありました。

 茜屋さん そうですね。私の場合も3人ずつくらいで録っています。

 --これまでとは違う録り方ですよね。大変なことはありますか?

 茜屋さん めっちゃ緊張しました(笑い)。久しぶりでしたし、これまでと状況が違うので。

 若井さん 密にならないようにすると、ガヤ(大勢がガヤガヤしている様子の録音)が録れないんですよね。私が参加させていただいた現場では、ガヤも分けて録っていました。

 ◇自宅での過ごし方

 --自粛期間中はプライベートはどう過ごしていた?

 山北早紀さん 時間に余裕ができたので、家の中をめちゃくちゃキレイにしましたね。今まで自炊をあまりしなかったんですけど、この機会に、来年30歳にもなりますし、いい女になりたい!と自炊も始めました。大根のステーキとか、牛丼、パスタとか……。いっぱい作っていますね。盛り付けが下手で、写真で見るとおいしくなさそうなんですけど、味はおいしいですよ。それと、部屋の中にピンクのものも多かったんですけれど、ピンクのものを処分して、大人の女性になろうとしました。

 久保田未夢さん ずっとゲームをしていました! お仕事があったら、なかなか長時間プレーできないじゃいですか。メークもしないで、友達と電話をしながらプレーしたり……。緩みまくった生活ですね。

 澁谷さん 今まであまり睡眠を意識していなかったのですが、睡眠の大事さに気づき、改めて睡眠の質を上げようとしています。

 若井さん いろいろしていましたね、池井戸潤さんのドラマをイッキ見したり、曲を作ったり、さきさま(山北さん)とひみちゃん(茜屋さん)とゲームをしたり。

 芹澤さん 私は一人が嫌いなので、テレビ電話をよくしていました。地元の友達や妹、親とテレビ電話で心をつないでいました。それと、魚をさばいていました。何匹も(笑い)。一回では食べきれないんですけど、魚は調理法が無限にあるので、翌日の朝にお味噌汁にしたりて、食べ切っています。

 茜屋さん 犬を飼っているので、一緒に遊んでいました。あと、韓流ドラマにハマっちゃいました。「愛の不時着」を見たら、のめり込んで、いろいろ見始めちゃって……。自粛が終わったら、韓国語教室を体験する予定です。

 --茜屋さんが主人公・真中らぁらを演じるアニメ「プリパラ」は韓国でも人気ですよね。

 茜屋さん そうなんです。韓国のファンの方ともっと仲良くなりたいですし。

 --メンバー同士で連絡をとることは?

 若井さん こうやってみんなの顔を見るのはこのリモートインタビューが久しぶりです。私は一人も好きなのですが、人と交流しないと死んじゃうタイプ。だからすごくうれしい! 4月以降、i☆RisのグループLINEは誰も連絡していないし……。

 --i☆Risは普段、プライベートで連絡を取り合わないらしいですね……。

 若井さん しない(笑い)。

 芹澤さん グループLINEを見返したら、動いたのは結構前でしたよ(笑い)。

 若井さん でも、寂しくなって、ひみちゃんに犬の動画を送ってもらったり。

 茜屋さん 送りました。可愛い動画を。

 ◇ネットでファンと交流

 --i☆Risのメンバーは自粛期間中もネットを使ってファンと交流をしていたようですね。特に澁谷さんはかなり積極的でしたね。

 澁谷さん 普段よりもファンと密になっていますね。ネットを使ってですけど。普段はファンに甘々な対応をしないタイプなんですけど、インスタライブでラジオ体操をしたり、YouTubeでゲーム配信をしたり、ファンの方とゲームをやったり。ファン同士もコミュニケーションできて、すごく楽しいんです。なかなか活動ができない中で、ファンの方が寂しくならないように、発信していました。

 --茜屋さんはYouTubeを始めたり、ネットを活用してそれぞれがさまざまな活動をしていたようです。

 茜屋さん ひみちゃんねるというチャンネルを始めました。元々あった企画で、たまたま自粛の時期と重なったんです。私もYouTubeを見るのが好きだったので、ずっとやりたいなと思っていたんです。すごい楽しい! NGなしで、何でもやっています。自分をかなり開放していますね。コーラ飲んでゲップ(コーラ一気飲みしてゲップしたら即終了のPretender歌ってみた)をしたり……。アップする前はチキっていたんですけど、反響がよかった(笑い)。ありがたいです。優しい世界です。体張るのは好きなんで、今後もいろいろやっていきたいです。

 山北さん SHOWROOMの配信を始めました。イベントやライブがなくなってしまって、自分だったら、行く予定のイベントがなくなるって、すごく悲しくなる。「何を楽しみにして生きていけばいいのか分からない」というファンの声も聞きました。本来イベントをやる予定だった日に配信して、普段歌わないような曲を歌ったり、遊んでいました。i☆Risを知らなかった人も見てくれたり、いろいろな出会いもありました。これからも配信をしていきたいです。

 芹澤さん 私は、みもりん(三森すずこさん)と2人でインスタライブをできたことがうれしかったです。本当に大変な状況ですけど、こんな状況にならなかったら生まれなかったものもあるんですよね。

 久保田さん 私はツイッターで顔出しのゲーム配信をしていました。頻度はそんなに高くないですし、ゆるっとですが。

 若井さん インスタライブをやりました! ライブができない中で、私ができることは歌なのかな?と思って、弾き語り動画をやってみました。普段はやっていないのですが、マネジャーさんにも「こういう状況だから、もっとファンとコミュニケーションしてもいいよ」と言っていただけたんです。

 --今後やってみたいことは?

 若井さん みんなに提案しようと思っていたけど、勇気がなくてできなかったのですが、リモートダンスをやってみたいです。

 一同 やろうよ!

 芹澤さん 山北さんが配信で合唱をやっていたのが面白かったよね。あれ、私もやりたい!

 若井さん アカペラでコーラスもいいよね!

 ◇ライブ、イベントはどうなる?

 --これからの状況が変化していくとは思いますが、ライブ、イベントの開催はまだ厳しいのが現状です。

 山北さん 寂しいです。ライブはやっぱり楽しいですし。ライブ映像を見ていると、こういうことができない時代になってしまうのか……と考えてしまいます。

 澁谷さん 無観客のライブをやったとしても、i☆Risのライブはファンの方がいて、成立するものなので、物足りなくなると思うんですよね。無観客ライブはやってみたいですが、いつも通りのi☆Risを出せるか不安な気持ちもあって……。複雑なところです。

 若井さん とある無観客ライブをテレビで見たのですが、バックにファンの顔がオンラインで映っていて、ファンの歓声も流れたりしたんですね。いろいろな形でライブはできるかもしれません。CGを使った演出もできるでしょうし。例えば、「プリパラ」のキャラが私たちの横で踊ったり、そういう新しい見せ方はできるかもしれません。

 --握手会などのファンと直接交流するイベントも難しいかもしれません。

 山北さん オンラインでやっていくしかないのかもしれませんね。

 澁谷さん 以前、ネットでファンの方と1対1で話すコンテンツがあったんですよ。今だからこそそういうものの需要があるのかな?

 山北さん 時代が変わってきている中で、今できることをどんどんやっていきたいです。直接会えるのが一番ですが、今はこうするしかないんですよね……。もちろん直接会えるようになったら、すぐにでもやりたいのですが。

 --11月には結成8周年を迎えます。これから先、どんな活動を考えていますか?

 山北さん 状況に合わせたコミュニケーションの形で、最もベストな方法は何か検討しているところではありますが、ライブも含めたオンラインのイベントをやりたいと考えています。また、6月5日からは中止、延期になったツアー公演のグッズ販売もスタートします。ファンの皆さんにさまざまな、いろんな形で楽しい時間を届けていけたらと思います。

 澁谷さん グッズ、めっちゃ可愛いから! いつかこのグッズを身に着けた状態で、またライブ会場で皆さんと会えるように、今、自分たちにできることは何か模索しながら、前向きに活動していきたいです。

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