宮野真守:舞台「カチカチ山」主演 「とても緊張」 元乃木坂46・井上小百合と二人芝居

舞台「浦島さん」に出演する(上段左から)福士蒼汰さん、羽野晶紀さん、粟根まことさん、舞台「カチカチ山」に出演する宮野真守さん(下段左)と井上小百合さん
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舞台「浦島さん」に出演する(上段左から)福士蒼汰さん、羽野晶紀さん、粟根まことさん、舞台「カチカチ山」に出演する宮野真守さん(下段左)と井上小百合さん

 声優の宮野真守さんが、太宰治の小説「お伽草紙(おとぎぞうし)」が原案の舞台「カチカチ山」で主演を務めることが8月3日、分かった。舞台は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため“密”を避けた二人芝居で、宮野さんとアイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの井上小百合さんが出演する。10月4~17日に東京建物 Blliria HALL(東京都豊島区)で上演。全公演をライブ配信する。

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 同じく「お伽草紙」が原案で、俳優の福士蒼汰さんが主演を務め、羽野晶紀さん、粟根まことさんが出演する三人芝居の舞台「浦島さん」が上演されることも発表された。宮野さんと福士さんは、劇団☆新感線の「いのうえ歌舞伎」シリーズ「神州無頼街」で共演する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため公演が2022年に延期となった。

 「カチカチ山」「浦島さん」は、「お伽草紙」が原案の今昔おとぎ話。青木豪さんが「カチカチ山」の脚色、倉持裕さんが「浦島さん」の脚色をそれぞれ担当する。いのうえひでのりさんが2作の演出を手がける。

 宮野さんは「『神州無頼街』の延期が決定し、やはり僕も悔しい思いがありました。なので、僕らの思いを、何か届けられる方法がないか、どんな形になるか分からないけど、前に進める方法はないかと思っていたので、今回の企画は、本当にうれしかったです。ただ、『神州~』での福士君とは本当に楽しみにしていた共演だったので、また共に舞台に立てないのは残念ですが、僕は『福士蒼汰』が大好きなので、今回も一緒に、思いを一つにしてお芝居を作っていける場所に居られることが、うれしいし、ありがたいです」とコメント。

 「今回の公演、実は、とても緊張しています(笑い)。二人芝居ということは、出ずっぱりってことですし……。セリフ覚えられるかなぁ……(笑い)。でも、この状況でも、みなさんにエンターテインメントを楽しんでもらうべく、気合入れて臨みますので、ぜひ、楽しみにしていてください!」と語っている。

 ◇いのうえひでのりさんのコメント

 最近は、いろいろなところで、いろんな演劇人が、探り探り、新しいコロナ時代の演劇のカタチを試みています。僕らも、新感線の通常公演は断念せざるを得ませんでしたが、コロナ時代に即した“よりミニマムでタイトなカタチでの上演を!”ということでこの太宰治の二作品をやることにしました。

 “月ドクロ”(福士さん、宮野さんがダブルキャストで主演を務めた「髑髏城の七人」Season 月<上弦の月><下弦の月>)の際には僕の時間があまりなく、福士君と宮野君に対して僕的には不本意なけいこしかできなかったというリベンジの意味もあり、今回は物理的な密は避けつつも濃密な中身の詰まったけいこ、そして、舞台を作り上げたいと思います。と、いうわけで今まであまり見たことのなかった福士君・宮野君をお見せできる作品になると思います。

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