俳優の山崎賢人さんが8月5日、映画「狂武蔵(くるいむさし)」(8月21日公開)の完成披露無観客イベントに、主演の坂口拓さん、下村勇二監督と共に登場。2人と映画「キングダム」(2019年公開)で一緒になった際、山崎さんは今作出演の話を聞き、「『キングダム』の中で1分間、形を決めないで立ち回りをやらせてもらったとき、拓さんから闘うということを感じた」と当時を振り返り、「すぐ自分で力になれれば絶対やりたいと思いました」と即決したことを明かした。
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山崎さんの発言を聞いた下村監督は、「僕たちの熱い思いをぶつけたとき、その場で『やりたい』と言ってくれて、すぐにマネジャーに電話してくれた」と感謝。山崎さんは、「『キングダム』で出会った拓さんと下村さんが大好き。『キングダム』の現場でも侍として、男として、大切なことを教えていただいた拓さん、そして下村さんのために『狂武蔵』を復活させたいと思った。今日こういう日を迎えられて本当にうれしい」と喜んだ。
「狂武蔵」は、坂口さんが約9年前に撮影した未完成作品を復活させ、新たに劇場公開される映画。77分ワンシーン・ワンカットで撮影され、坂口さんがたった一人で400人を斬り捨てるアクションに挑戦している。
1604(慶長9)年、9歳の吉岡又七郎と宮本武蔵(坂口さん)との決闘が行われようとしていた。武蔵に道場破りをされた名門吉岡道場は、既にこれまで2度の決闘で師範・清十郎とその弟・伝七郎を失っていた。面目を潰された一門はまだ幼い清十郎の嫡男・又七郎との決闘を仕込み、一門全員で武蔵を襲う計略を練ったのだった。一門100人に加え、金で雇った他流派300人が決闘場の周りに身を潜めていたが、突如現れた武蔵が襲いかかる。突然の奇襲に凍りつく吉岡一門。そして武蔵一人対吉岡一門400人の死闘が始まる……というストーリー。
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