乃木坂46与田祐希:映画初出演で“ほぼ裸”の現場にそわそわ? 20歳の心境、ショートヘアの反響も語る

映画「ぐらんぶる」で古手川千紗役を演じる与田祐希さん
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映画「ぐらんぶる」で古手川千紗役を演じる与田祐希さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の与田祐希さんが出演する映画「ぐらんぶる」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)が8月7日に公開された。映画は俳優の竜星涼さんと犬飼貴丈(いぬかい・あつひろ)さんのダブル主演で、スキューバダイビングに青春を懸ける熱い男たちの姿を描いている。与田さんはグループを離れて一人で映画に出演するのは初めて。演じるのはクールだがスキューバダイビングのことになると優しい“クーデレ美少女”の古手川千紗役で、劇中では金属バットを振り回すアクションにも挑戦している。5月に20歳になった与田さんに、撮影の感想やアクションについて、20歳になった心境、ショートヘアの反響などについて聞いた。

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 ◇アクションに苦戦 飛び蹴りは…

 「ぐらんぶる」は、2014年4月からマンガ誌「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中のマンガが原作。大学進学を機に海沿いのおじの家に身を寄せることになった北原伊織(竜星さん)が、スキューバダイビングに青春を懸ける熱い男たちや同じく新入生の今村耕平(犬飼さん)、美しく成長したいとこの古手川千紗らと出会う……というストーリー。2018年7~9月にテレビアニメが放送された。

 グループを離れて一人では映画初出演となる与田さん。撮影前の心境を聞くと「初めてなので全然想像もできないですし、作品の世界観についていけるのか不安もあったんですけど『もうやるしかない!』という気持ちでした」と明かすも、「撮影が始まってからは、和気あいあいとしたアットホームな環境で。監督もスタッフさんも俳優の皆さんも優しくて、刺激的で、学ぶこともたくさんあり、充実した毎日でした」と笑顔で振り返る。

 演じたのは、クールだがスキューバダイビングのこととなると優しい“クーデレ美少女”の千紗。そんな千紗の魅力について「暴力的なことを言ったり、冷めた目をしていたりするけど、海が好きで、海のことだとキラキラして可愛らしくて。そういうギャップがすてきだなと思いました」と与田さん。福岡県出身で、自身も海の近くで育ったという与田さんは「夏は海に入って遊んだりしていて。海が大好きなので、そこが一緒なのかなと思います」と共感したようだ。

 苦労したのはアクションだった。劇中では金属バットを振り回して走り、飛び蹴りも繰り出す。普段の与田さんのイメージとはかけ離れたアクションを披露しているが、「初めてのことだったので全然分からなくて、一から教えてもらいながら、試して。練習はたくさんしました」と説明。飛び蹴りは「犬飼さんから『想像以上に強くてびびった』と言われました」と笑顔で振り返る。与田さんは「最初は、恥ずかしいとか申し訳ないという気持ちがあった」というが、「それを思っていたら作品に迷惑をかけちゃう、と。吹っ切るときはそういう感情を捨てて、『思いっきり挑戦すること』を大事にしました」と語る。

 ◇W主演の竜星涼と犬飼貴丈との共演に…

 今作はダブル主演の竜星さん、犬飼さんをはじめ、千紗が所属するダイビングサークルのメンバーが“ほぼ裸”でいるシーンが多い。与田さんも、はじめは「やっぱりそわそわするというか、刺激が強いな、という感じだった」と現場での心境を明かす。だが、徐々にその感覚が変化していったといい、「恐ろしいことに、だんだん慣れてきて……。当たり前のように服を着ていないので、違和感がなくなっていくことが逆に怖くなりました(笑い)」と楽しそうに振り返る。

 千紗と一つ屋根の下で暮らす、いとこの伊織を演じた竜星さんについて「安心してついていける人だなと思いました。心強かったです」と与田さん。「真っすぐな方だな、と。伊織も真っすぐなところが共通しているので、竜星さんだからこその伊織なのかなと思いました」と共演の感想を語る。耕平を演じた犬飼さんについては「不思議なところもあるんだなって思いました。耕平の不思議なところは犬飼さんに通じていたんじゃないかなと思います」と話す。

 ◇ステイホーム期間中にインテリアに興味 「壁の模様替えや棚作りに挑戦」

 普段は「乃木坂46」の中心メンバーとして多忙な日々を送る与田さん。そんな中で訪れた新型コロナウイルス感染拡大の影響によるステイホーム期間は、「こんなことになると想像もしていなかったので、小さなこととか、当たり前に思っていたことにも感謝しなきゃな、と改めて思いました」と胸の内を明かす。ステイホーム期間中はインテリアに興味を持ち始め、壁の模様替えや棚作りなどに挑戦したという。「タイルを買ったり、木で棚を組み立てたり、のこぎりで切ったり(笑い)。集中していたら時がたっていました」と笑う。

 5月には20歳の誕生日を迎え、20代に突入した。与田さんは「あまり20歳になった実感が得られていないんですが……」と言いつつ、「グループで後輩ができたり、ちょっとずつ大人になっているんだなという実感はあるので、それに伴って成長していかないといけない。グループ内での立場もどんどん変わっているんだなと思うので、置いてかれないようにしなきゃ、と思っています」と気を引き締める。

 20歳を機に、ABEMAの特別番組の企画でロングヘアをばっさりカットし、ショートヘアにした。周囲の反響を聞くと、「ここまで短くするには本当に久しぶりだったので、自信もなかったし、『前の方が良かった』と言われたら悲しいし、ドキドキしていたんですが。周りの人からは『大人っぽくなった』と言ってもらえて、うれしく思っています」とほほ笑む。

 今作で重要な役どころを演じ、これから女優としての活躍も期待される与田さんは、「一歩ずつ、いろんな幅を広げていけたらいいなと思います」と飛躍を誓う。今後演じてみたい役を尋ねると、「たくさんあるんですけど、しいて言うならすっごい怖い役。ヤンキーみたいな役とか、いいなと(笑い)。人として怖い役もできたらいいなと思います」と回答。「どんな役でもできる、いろんな姿を見せられる人ってすごいなと思うので、少しでも近づけるように頑張りたいです」と前向きに語っていた。

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