アニメ質問状:「Re:ゼロから始める異世界生活」 毎話数全力投球! 分かりやすさ、引きにこだわり 今後は伏線を次々回収

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「Re:ゼロから始める異世界生活」の一場面(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、MF文庫J(KADOKAWA)のライトノベルが原作のテレビアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」です。KADOKAWAの田中翔プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

 --作品の概要と魅力は?

 MF文庫Jで刊行されているライトノベルが原作のテレビアニメーションです。主人公はコンビニの帰り道に突如、現代から異世界へとやってきてしまったスバルという少年。定番とも言える展開に、てっきりいわゆるチートな能力を授かっていると思ったスバルでしたが、残念ながら魔法はおろか特別な力は何も与えられておらず、途方に暮れてしまいます。そんな時、スバルの前にエミリアという一人の少女が現れます。彼女に窮地を救われたスバルは、どうにか彼女に恩を返したいと考えます。

 スバルはエミリアと行動を共にして、彼女の探しものに付き合うことになりますが、その途中で何者かの攻撃を受けて、命を落としてしまいます。意識が途切れ、目を覚ますとそこは見覚えのある景色。無力な普通の少年だと思っていたスバルに、たった一つ備わっていた特別な能力……。それは死して時間を巻き戻す死に戻りの力でした。スバルは誰にも打ち明けることのできない死に戻りの力を使い、エミリアを救うため、幾度もの死を乗り越えていく……というのが本作の概要となります。

 いつどこで襲いかかってくるか分からない殺意、その殺意を死を繰り返しながら回避していくミステリーとサスペンス、そして個性豊かなキャラクターが織りなすドラマが本作の魅力です。だまされたと思ってまずは視聴してみてください。気がついたら最後まで見たくなるそんな作品だと思っています。

 --アニメにするときに心がけたことは?

 さまざまな伏線がこれでもかと張り巡らされている作品ですので、30分のテレビアニメーションとしての分かりやすさと引きにこだわっています。また、それぞれのキャラクターの心情をきちんと表現するために、なるべく間をとっていくことを心がけているのですが、この間をとる作業が尺を食ってしまい、どんどん尺が伸びていきます。そのため、通常のテレビアニメーションの尺を超えて、オープニングやエンディングがなかったり、CMがなかったりと、いろいろな手法を使って尺を稼ぐことが最も苦労しているところかもしれません。

 ただそのかいあって、オミットすることなく必要なシーンを入れ込み、かつキャラクターの心情描写を損なうことなく表現できているのではないかと思います。もちろん長尺になった分、制作現場には相応の不安が伴うので、毎話数全力投球で作り上げている作品になります。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 ユーザーの皆様の好評を受けて第2期を実現させてもらっていますが、企画当初は味方が誰もいない状況から始まった作品だったので、こうしていること自体がまさに奇跡と思いながら制作しています。

 第2期を放送する上で大変というか怖かったことは、1期から4年の月日が流れてしまったことでしょうか。果たして4年もの間、ユーザーたちは待っていてくれるのかと、ずっとおびえていたのですが、そんなものは杞憂(きゆう)で、日本だけでなく、全世界の皆様が心待ちにしてくれていたことは、本当にありがたいことだと思いました。

 --今後の見どころを教えてください。

 今回は第1期で言うと第2章のロズワールの屋敷編を彷彿(ほうふつ)とさせるミステリー&サスペンスが満載の作りになっています。次々と謎が提示されていき、その謎に振り回されていくスバルの姿が続いていますが、これからその謎が少しずつ明かされていく流れになっていきます。消化不良だった部分が解消されて、伏線も次々と回収されていくので、きっと爽快感を持って、スバルの活躍をご覧になれると思います……。が、まだまだ予想外なことが起こるかもしれません! ぜひご覧になってお確かめください!

 --ファンへ一言お願いします

 四面楚歌(そか)の状況から、担当編集と制作スタッフたちと共にここまでこれたことは本当に幸せなことだと思っています。楽しみに待っていてくれたユーザーの皆様の期待に応えられるように、全力でスバルの物語を作り上げてまいりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 KADOKAWA アニメーションプロデューサー 田中翔

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