鬼滅の刃:コミックス累計1億部突破 「こち亀」「ドラゴンボール」「ONE PIECE」に続く快挙 最新22巻は初版370万部 

「鬼滅の刃」のコミックス第22巻のカバー(C)吾峠呼世晴/集英社
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「鬼滅の刃」のコミックス第22巻のカバー(C)吾峠呼世晴/集英社

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の電子版を含むコミックスのシリーズ累計発行部数が、1億部を突破することが9月24日、明らかになった。10月2日発売の最新22巻で1億部を突破する。同誌作品で、コミックス累計発行部数が1億部を突破するのは「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「SLAM DUNK(スラムダンク)」「ONE PIECE(ワンピース)」「NARUTO-ナルト-」「BLEACH(ブリーチ)」で、「鬼滅の刃」が加わることになる。最新22巻は、同日発売の同梱(どうこん)版を含む初版発行部数が約370万部となる。12月4日に発売されるコミックス第23巻が最終巻となることも発表された。

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 同作は、今年5月に人気絶頂の中、約4年3カ月にわたる「週刊少年ジャンプ」の連載に幕を下ろした。2019年4~9月に放送されたテレビアニメが人気となり、コミックスの売り上げが急増。テレビアニメ開始時の2019年4月のシリーズ累計発行部数は約350万部で、約1年半で約29倍と破竹の勢いで部数を伸ばしている。2019年10月4日に第17巻が発売された際の累計発行部数は1200万部以上、同年12月4日の第18巻の発売時は2500万部以上、今年2月4日の第19巻の発売時は4000万部以上、5月13日の第20巻の発売時は6000万部以上を記録。7月3日に発売された第21巻で8000万部を突破した。

 コミックスの初版発行部数は、第18巻で100万部の大台に達し、第20巻の特装版を含む初版が約280万部、第21巻の特装版を含む初版が約300万部と記録を伸ばし、完結後も衰えぬ勢いを見せている。

 劇場版アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(10月16日公開)の公開を記念し、10月5日発売の「週刊少年ジャンプ」44号から3週連続で「鬼滅の刃」の企画を実施することも発表された。44号には、吾峠さんの「鬼滅の刃」の新作読み切りが掲載される。煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の鬼殺隊での初めての任務が描かれる19ページの読み切りで、劇場版の入場者特典となる「鬼滅の刃 煉獄零巻」にも収録される。45号(10月12日発売)、46号(10月17日発売)では、吾峠さん監修で、平野稜二さんが描く「煉獄杏寿郎 外伝」が掲載される。同誌限定のグッズ企画も実施する。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、凶暴な鬼に変異した妹を元に戻し、家族を殺した鬼を討つために旅立つ……というストーリー。2016~20年に「週刊少年ジャンプ」で連載された。

 2019年の大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」で、歌手のLiSAさんがテレビアニメのオープニングテーマ「紅蓮華(ぐれんげ)」を披露したことも話題になったほか、情報番組で特集が組まれるなど社会現象になっている。

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