ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
人気アニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年記念作で、オリジナルスタッフが製作する劇場版アニメ「魔女見習いをさがして」(佐藤順一監督、鎌谷悠監督、11月13日公開)。子供のころに「おジャ魔女どれみ」シリーズを見ていた3人の女性が出会い、「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を旅する中で自分自身を見つめ直していく。3人のヒロインの声優陣には、女優の森川葵さん、松井玲奈さん、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さんという「おジャ魔女どれみ」の大ファンという3人がそろった。アフレコを終えた森川さん、松井さん、百田さん、3人のヒロインが旅先で出会う青年・大宮竜一を演じる三浦翔平さんにそれぞれの思いを聞いた。
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「魔女見習いをさがして」は、22歳の教員志望の大学生の長瀬ソラ、27歳の会社員の吉月ミレ、20歳のフリーターの川谷レイカが主人公で、子供のころに「おジャ魔女どれみ」シリーズを見ていた3人が出会い、一緒に旅に出ることになる。森川さんがソラ、松井さんがミレ、百田さんがレイカをそれぞれ演じる。三浦さん、石田彰さん、浜野謙太さんも声優として出演する。
アフレコ最終日は公開収録となり、森川さんらヒロイン3人の声優陣が、一度収録したシーンを改めて録(と)り直し、微調整していった。3人の収録後は、「おジャ魔女どれみ」の声優陣も集結し、ブースで共演が実現。どれみ役の千葉千恵巳さん、はづき役の秋谷智子さん、あいこ役の松岡由貴さん、おんぷ役の宍戸留美さん、ももこ役の宮原永海さん、ぽっぷ役の石毛佐和さんという憧れの声優陣と対面し、森川さんらは感極まった様子で、オールアップを迎えた。
森川さんは収録を終え、「本当にホッとしています。どういう声を出して、どういうお芝居をしていたのか、自分の声をまだ聞いていないので、どんなふうにハマっていくか想像ができません。正直不安もすごく残っています。でも、監督にOKをいただきましたし、あとは出来上がるのを楽しみに待つだけだなという感じです」とコメント。
松井さんは「終わった感じがしていなくて、実感がないというのが一番。きっと完成して、絵と自分の声がしっかり合った状態の完成品を見た時に初めて、『あ、終わったんだ』『やりきったんだ』という気持ちになれるのかなと」と話した。
百田さんは「私もずっと夢の中にいる感じで、終わったという実感ないです。『オールアップです』という言葉にさみしいなって。『あ、この夢が終わらないでほしい』と思っています」と思いを明かした。
三浦さんは「きょうは、僕はそんなにがっつりじゃなかったので、本当に“おジャ魔”させていただきました」と笑顔を見せた。
「おジャ魔女どれみ」シリーズが大好きだったという4人に推しのキャラについて聞くと、それぞれが声を弾ませながら答えてくれた。
森川さんは「おんぷちゃん推し」だったという。
「全シーズンはっきり覚えているわけではないですけど、おんぷちゃんの登場シーンだけはすごく鮮明に覚えていたんです。ずっとおんぷちゃんが好きで、きょう(おんぷ役の)宍戸留美さんにお会いした時に、『おんぷちゃん、すごく好きだったんです』と伝えたんです。そしたら、魔法をかける時の呪文の『プルルンプルン ファミファミファー』を言ってくださって。とてもうれしかったし、幸せでした」
松井さんは「あいこちゃんがすごく好きだった」と振り返る。
「元気な感じだったり、みんなのことをぐいぐい引っ張っていくところが、すごく好きで憧れでした。でも、今回演じたミレははづきちゃんが好きというキャラクターだったので、私もはづきちゃんを好きになりたいと思って、シリーズを見ていくうちに『はづきちゃんはこんないろいろな面があったんだ』と気付きました。当時、私はあいこちゃんにしか興味がなくて、『あいちゃん! きょうもあいちゃんが可愛い!』みたいな感じだったので(笑い)」
百田さんは、「はづきちゃんが好きで、おんぷちゃんが入ってきた時に、可愛いなって思いました」と話す。
「アイドルという存在の魅力を知った一番最初がおんぷちゃんだったなって。一番最初にアイドルの魅力をおんぷちゃんが教えてくれた。その時はもちろん、自分がアイドルになるなんて全く想像していなかったんですけど。でも、ずっとはづきちゃんも好きで、登場するだけでその場が癒やされる。でも、たまに突拍子もないことを言ったりすることもあって、めちゃくちゃ面白くて好きだなって」
三浦さんは、「男子は基本おんぷちゃん好きですよ。全てを詰め込んだようなキャラクターでずるいじゃないですか。もうね、圧勝です」とおんぷへの思いを話した。
それぞれに作品への思い入れが強いがゆえに、劇中でおジャ魔女たちの呪文を唱えるシーンは「怖さを感じた」という。
百田さんは「『これって言っていいものなのかな』と。幼稚園の時にみんなでどれみちゃんごっこを毎日やっていて、その時に呪文も唱えていたんですけど、今回、公式でそのせりふを言うことになったので、『本当に、自分がこれを言っちゃって大丈夫かな』って、怖かったんです」と心境を明かす。
松井さんも「大丈夫かな、合っているかな?って。これはみんなが思っている正解かな?という気持ちでした」と話す。
この日の収録で「おジャ魔女どれみ」声優陣と共演し、それぞれに「プロのすごさを感じた」と語る。
森川さんは「1本のマイクを6人で回していて、自分の番になったらマイクの前に来て、声の出し方も整っているんです。その場で見ながら、すごいと感動していました」と語り、松井さんは「全員そろうとすごいなって、圧巻だなと思いました」と振り返る。
松井さんは、この日とは別に今回「おジャ魔女どれみ」声優陣の収録を見学したという。
「全員がそろって一つのせりふを言うシーンを収録していて、私からしたら全部が最高にいいんですけど、プロデューサーの関さん(東映アニメーションの関弘美プロデューサー)が『ちょっと違う』『それじゃ届かない』とディレクションされていました。それを私たちは映画館で見て、泣くんだろうなって。私たちの夢をずっと持ってくれているというか、守ってくれているんだなということに感動しました」
百田さんは、「どれみちゃんたちの声を聞いて、一瞬にして当時の自分に戻った」と話す。
「放送から20年たっていて、その間、皆さんもいろいろなお仕事をされている中で、今どれみちゃんに命を吹き込んでも同じように私たちを一瞬にしてその世界に連れていってくれる。本当にすごいなと思いました」
「おジャ魔女どれみ」シリーズのオリジナルスタッフが集結し、声優陣には作品を見て育った世代がそろった「魔女見習いをさがして」。20年の時を超えて、おジャ魔女たちがどんな魔法をかけてくれるのか、楽しみだ。
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