ゴジラ:テレビアニメ化 「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」2021年4月放送 円城塔がシリーズ構成 ボンズ×オレンジ

「ゴジラ」のテレビアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」のゴジラのビジュアル(C)2020 TOHO CO.,LTD.
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「ゴジラ」のテレビアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」のゴジラのビジュアル(C)2020 TOHO CO.,LTD.

 怪獣映画「ゴジラ」の新プロジェクトとして完全新作のテレビアニメシリーズ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」が制作され、2021年4月からTOKYO MXほかで放送されることが10月6日、分かった。手描きアニメとCGのハイブリッドとなり、「僕のヒーローアカデミア」などのボンズ、「宝石の国」などのオレンジが制作する。「ゴジラ」は、海外制作のテレビアニメシリーズや日本制作の劇場版アニメはあったが、日本制作のテレビアニメシリーズは初めて。Netflixでも全世界に配信される。

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 「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」などの高橋敦史さんが監督を務め、芥川賞作家の円城塔さんがシリーズ構成、脚本を担当。円城さんは、アニメの全話脚本に初挑戦する。マンガ「青の祓魔師」などの加藤和恵さんが、キャラクターデザイン原案を手がける。

 「もののけ姫」まど数々のスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーターの山森英司さんが怪獣デザイン、「弱虫ペダル」などの沢田完さんが音楽を担当。豪華スタッフが集結した。

 高橋監督は「子供の頃、雑誌で見たゴジラから逃げ惑う人々のエキストラ募集の記事、自分が映画に出られるかも?!大勢の中でどうやって目立てばいいか演技プランを考えました。結局その夢はかないませんでしたが、今回ついにあの時の演技プランが報われるのかもしれません」とコメント。

 円城さんは「世の中には解けない謎が多くある。もっともそのほとんどは、考え続けていくうちにだんだん小さくなっていく。しかしここにごくごくまれに、考えれば考えるほど増え続けていく謎があり、例えば、それはゴジラと呼ばれる。ここ数年、なんとかそれを押さえ込もうとしてきたが、手記はここで途切れている」と話している。

 加藤さんは「子供の頃からおなじみの『ゴジラ』に、まさか関わらせていただく日がくるとは……。仕事は大変緊張しました。高橋監督、脚本の円城先生、アニメのプロの皆さんが作り上げるゴジラの世界を、楽しむ何かしらの一助になっていたらと思います。キャラクターたちがどう動くのか、私も一視聴者として楽しみにしています!」とコメントを寄せている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:高橋敦史▽シリーズ構成・脚本:円城塔▽キャラクターデザイン原案:加藤和恵▽怪獣デザイン:山森英司▽音楽:沢田完▽アニメーション制作:ボンズ×オレンジ

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