松井玲奈:小説第2作「累々」が2021年1月発売 結婚、セフレ、パパ活、トラウマ…全5編の連作短編集

2021年に小説「累々」を発売する松井玲奈さん
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2021年に小説「累々」を発売する松井玲奈さん

 女優の松井玲奈さんの小説第2作「累々(るいるい)」(集英社)が、2021年1月26日に発売されることが11月4日、明らかになった。月刊誌「小説すばる」(同)で連載中の松井さんの小説「累々」をまとめた作品で、同誌2020年9月号~2021年1月号掲載の「結婚」「セフレ」「パパ活」「トラウマ」などがテーマの五つの連作短編を収録。日本での発売と同時に、台湾の出版社・尖端出版から中国語繁体字版が発売されることも発表された。

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 松井さんは「知らない方がいい場面が人生にはあるのだと、優しさが時として人を柔らかく傷つけていることもあるのだと、この作品を書き終えて感じるようになりました。丸だと思っていたものが、ちょっとしたことで別の形に見えるようになることがある。どこから見るか、それが重要です。いびつだからこそ魅力的な、そんな女性たちの物語を書きました」とコメントしている。

 松井さんは、「小説すばる」2018年11月号に掲載された短編小説「拭っても、拭っても」で小説家デビュー。2019年4月発売の短編集「カモフラージュ」は、発売後すぐに重版が決定し、「第3回日本ど真ん中書店大賞」を受賞するなど話題となった。

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