子役の寺田心さんが主演を務める今夏公開の映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」(三池崇史監督)に、俳優の大森南朋さん、大倉孝二さん、三浦貴大さん、女優の安藤サクラさん、大島優子さんが“妖怪キャスト”として出演することが1月18日、明らかになった。大森さんは争いを好まず人間との共生を受け入れる妖怪たちのリーダー・ぬらりひょん、大倉さんは猿の妖怪の猩猩(しょうじょう)、三浦さんは天狗(てんぐ)、安藤さんは赤ん坊を抱いた女の妖怪・姑獲鳥(うぶめ)、大島さんはハートが熱い雪女に扮(ふん)する。特殊メークを施した“妖怪ビジュアル”も公開された。
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「妖怪大戦争 ガーディアンズ」はフォッサマグナに眠る古代の化石たちが一つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変えた。向かう先は東京。人間には天災にしか見えないこの襲来に、妖怪たちだけが真相と行く末に気付けていた。このままでは世界が滅んでしまう。これを止められるのは、伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県所沢市の小学生・渡辺兄(けい、寺田さん)。突然、世界を救う勇者に選ばれた少年と、彼を巻き込んだ妖怪たちの大冒険が始まる……という物語。
本作には誰もが知る有名妖怪や、映画オリジナルの妖怪、さらに世界中のモンスターも登場する。巨大セットや最先端CGを駆使して、迫力ある映像に仕上げるという。杉咲花さんが妖怪の狐面(きつねめん)の女、大沢たかおさんがタヌキの総帥・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)を演じる。
ぬらりひょん役の大森さんは「三池監督での映画化の話を聞いて『出たいなあ』と思い、取り計らっていただきました!」と出演を喜び、毎回、約2時間かかる特殊メークについては「僕が一番大変で、思っていたのとちょっと違うなと思いながら、一生懸命頑張りました(笑い)」と振り返っている。
大倉さんは、猩猩を演じるために特殊メークをしているものの、「みんなから『大倉君なのがよく分かる』と言われたので、扮装(ふんそう)より顔の個性が勝ったなと思います!」とコメント。猩猩は和歌山弁で話すといい「せりふは8~9割突っ込みですね。思い切りやらせていただいています。こんな妖怪らしい姿ですが、人間的な突っ込みばっかりしています(笑い)」と語っている。
天狗を演じるため、目元を黒く塗り、カラーコンタクトを入れて役作りをしたという三浦さんは、「鏡で見て『俺じゃなくても……』と思うほどの出来でした。ずっと視界の中にある“鼻先”も気になって……(笑い)」と語り、空を飛ぶワイヤアクションにも挑戦したという。演技については「『ここまでやったら恥ずかしい』というせめぎ合いが、役としての人間らしさに見えることがあると思うんです。でも天狗は素顔が隠れているので、恥ずかしがることが一つもないという面では、新しい気持ちで芝居ができたと思います」と振り返っている。
安藤さんは、冒険の中で出会った兄の弟の身を誰よりも案じている愛情深い姑獲鳥を演じることについて「思いの強さというのは、怖い方向にも受け取れると思うんです。だから、姑獲鳥としては兄の弟を『可愛い』と思っているけど、はたから見たら『怖い』と感じられるような、そのちょうど中間を漂うように演じました」とコメントしている。
大島さんは幼い頃から妖怪が好きだったといい、「特に雪女に憧れを持っていたので、とてもうれしかったです」と喜んでいる。雪女は隠神刑部にほれ込んでいるという設定で「『他の妖怪はどうでもいい、隠神刑部だけ!』という雪女の思いを貫きました。見た目は寒そうだけど、ハートは熱いです! みんなが妖怪にはなれるわけではないから、妖怪になれたといううれしさを心に持って、楽しんで演じさせていただきました」と語っている。
三池監督は「役者という道を歩む人間たちは多分、妖怪です。少なくとも、この映画に集まってくれた役者たちは皆、間違いなく妖怪です。妖しい魅力で見る人の心を惑わせる、恐ろしい魅力の持ち主たちです。ですから皆さん、特殊メークが似合います。ていうか、これが、本当の姿なのかもしれません」と語り、映画については「豪華な役者たちが絶体絶命のピンチに追い詰められます。さあ、どうする大森南朋! いや、それはまずいだろ、安藤サクラ! いつもと同じ顔じゃないか、大倉孝二! 熱く冷たく燃え上がる、大島優子! 煉獄(れんごく)さんを超えたぞ(見方によってはね)、三浦貴大。と……。皆さんお見逃しなく!」とコメントを寄せている。
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