映像研には手を出すな!:文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門大賞に

「第24回文化庁メディア芸術祭」のアニメーション部門大賞に選ばれた「映像研には手を出すな!」(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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「第24回文化庁メディア芸術祭」のアニメーション部門大賞に選ばれた「映像研には手を出すな!」(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描くマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」が、アート、アニメ、マンガなどの優れた作品を顕彰する「第24回文化庁メディア芸術祭」(同実行委員会主催)のアニメーション部門で大賞に選ばれたことが3月12日、分かった。

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 原作は、大童澄瞳さんがマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で2016年から連載中のマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む姿を描く。

 テレビアニメは「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明監督が手がけ、NHK総合で2020年1~3月に放送された。米ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「ベストテレビ番組」「ベスト海外テレビ番組」の2部門でダブル選出されたことも話題になった。

 文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメ、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度は世界103の国と地域から応募された3693作品の中から、部門ごとに大賞、優秀賞、ソーシャル・インパクト賞、新人賞、U-18賞が発表された。

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