新田真剣佑:“自信と経験”得た単独初主演 映画「ブレイブ -群青戦記-」への思い語る

映画「ブレイブ -群青戦記-」で主人公の西野蒼役を演じる俳優の新田真剣佑さん
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映画「ブレイブ -群青戦記-」で主人公の西野蒼役を演じる俳優の新田真剣佑さん

 3月12日に公開された「ブレイブ -群青戦記-」(本広克行監督)で、映画では初の単独主演を務める俳優の新田真剣佑さん。タイムスリップした高校生アスリートたちと戦国武将の戦いが描かれる今作で、新田さんが演じるのは弓道部に所属する西野蒼。引っ込み思案ではじめは頼りない姿も見せるが、実は驚異的な運動能力の持ち主で、物語の中で成長していく……という役どころだ。今作を「僕にとって特別な作品。一生忘れることのない作品です」という新田さんに、主人公役への思いや座長としての意識、今後の挑戦などを聞いた。

 ◇成長する蒼をリスペクト

 映画は、マンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された笠原真樹さんの「群青戦記 グンジョーセンキ」が原作。ある日、突然スポーツの名門高校まるごとが戦国時代にタイムスリップし、高校生たちは部活で培った身体能力、未来を知る現代人の知識を生かして戦国時代を生き延び、現代に戻ろうとする……という内容。ヒロインで蒼の幼なじみの瀬野遥役で山崎紘菜さん、蒼の幼なじみで剣道部主将の松本考太役で「劇団EXILE」の鈴木伸之さん、徳川家康役で三浦春馬さん、蒼たち高校生の前に立ちはだかる織田信長役で松山ケンイチさんらも出演する。

 新田さんが演じる蒼は、引っ込み思案の歴史オタク。映画前半こそ頼りない印象を受けるものの、仲間のために奮闘し、たくましさも見せていくキャラクターだ。新田さんは映画を「ひとりの人間の成長物語でもある」とし、蒼を「本気出せばやれるじゃん、かっこいいところ見せられるじゃん、頼りになるじゃん、という典型的なタイプ」と説明。「最初と最後ではまったく別人のようなので、そこをどう見せていくか、振り幅はどのぐらいにするか……などを監督と相談して、役を作っていきました」と明かす。

 そんな成長していく蒼をリスペクトできたと新田さん。「大切なものを守らないといけないときに人は成長すると思っています。この物語でもそういうことが多々あり、(蒼が)成長する姿が見える。それは並大抵の努力と決心ではできないことだなと思うのでリスペクトできましたし、すごいなと思うところがたくさんありました」と役への思いを語る。

 スポーツ名門校の高校生アスリートたちと戦国の武士がバトルを繰り広げる今作。蒼ら高校生たちが各競技ごとの強みを生かして戦うシーンは見どころのひとつだ。新田さんも「男の子があこがれるような映画だと思いました」と声を弾ませる。新田さん演じる蒼が得意とするのは弓道。もともと流鏑馬(やぶさめ)は経験があったため、役作りでは蒼の流派の“型”を憶えることに力を注いだという。新しい事に挑戦するのが好きだという新田さんは「挑戦するごとに自分のスキルが増えるので。それは役者としてレベルアップできた証拠であり、財産」と語る。

 ◇単独初主演で「一生忘れられない作品」に

 今作には弓道部の蒼と遥、剣道部の考太以外にも、さまざまな競技で魅力的なキャラクターが登場する。中でも新田さんが魅力を感じたのは、高校生チームでは福山翔大さん演じる空手部の相良煉、戦国チームでは池田純矢さん演じる木下藤吉郎。相良は単細胞で好戦的なキャラクターで「ちょこちょこ面白いことをしますし、盛りだくさんな役で、個人的にすごく好きでした。(福山さんは)何年も前から知っている役者で、最高なんです」と新田さん。池田さんについても「面白い役者」だといい、「撮影以来、すごく仲良くなって。面白いと思う役者とは、常に会っていたいですね」と親しみを込めて話す。

 好きな役者、魅力的だと思う役者には自らアプローチするタイプという新田さん。特に今作は魅力的に感じる仲間が多かったそうで、「みんな(関係が)続いています、ご飯も行きますし。なんていい現場だったんだろうなと……。本当にすばらしい現場でした」と目を細める。特に共演シーンが多かった山崎さん、鈴木さんについては「明るくて、よく笑う。2人とも楽しいことが好きで、いいオーラの持ち主です」とほほ笑み、「意識はしていなかったけど、自然と仲良くなりました。本当によく笑う3人で、なんでもないことでも笑ったりしていました」と振り返る。

 映画では今作が単独初主演作。主演を務めるうえでは「みんなを引き上げること、いい作品にすること」を何より意識しているという新田さん。今作でも、座長として出演者同士のコミュニケーションを意識していたという。「ただただ、みんながコミュニケーションをとれる、みんなが笑顔でいられる現場がいいなと思っていました。だからみんなが集まれる場を設けたりしました」と明かす。

 食事は毎日ケータリングが振る舞われ、充実した時間を過ごせたという。「みんなでご飯を食べて話しながら……という時間を持てたことがよかったです。同じ空間にいる時間が長くて、だからこそいいチームワークで、いいコミュニケーションが取れたのだと思います」。

 そんな充実の時を過ごした新田さんが、今作で得たものは? 「映画の中でも大切な、“絆”というもの、仲間を得られました。そして『(単独で)主演を一度務めた』という自信を得られ、経験も得られました。今後に生かせるものがたくさんありました」と力強く語り、「本当に、僕にとっては特別な作品になりました。一生忘れることのない作品です」と感慨深い表情を見せる。

 今作で単独初主演という経験と、多くの魅力的なキャストとの出会いを得た新田さん。今作を糧に、これからますますの活躍が期待される。 

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