下野紘:「漁港の肉子ちゃん」にトカゲ役で出演 “イケボ”のヤモリも 明石家さんまプロデュースの劇場版アニメ

劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」に出演する下野紘さん(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」に出演する下野紘さん(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 声優の下野紘さんが、お笑いタレントの明石家さんまさんが企画、プロデュースする劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督、6月11日公開)に出演することが3月30日、分かった。下野さんは、主人公の肉子ちゃん、娘のキクコの心の声を代弁するヤモリと、トカゲを演じる。

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 下野さんは、1月2日放送のさんまさんの番組「新春大売り出し!さんまのまんま」(カンテレ・フジテレビ系)に声優の花江夏樹さんと共に出演。同番組で花江さんが「漁港の肉子ちゃん」に出演することが発表された。下野さんも出演を希望し、番組内で“公開オーディション”が実施されることに。さんまさんに「トカゲの声できる?」と言われた下野さんが「できます!」と対応するなど、番組を盛り上げた。その後、下野さんに正式にオファーがあり、出演が決定した。番組内で演じたトカゲに加え、ヤモリを演じることになった。

 下野さんの収録の様子を映したメーキング映像も公開された。下野さんの演技に対し、さんまさんが「完璧でございます。勉強になります」と称賛する様子や、渡辺監督からヤモリを「イケボ(イケメンボイス)で」とリクエストされる様子などが収められている。下野さんは、トガゲ、ヤモリのほかに「もう一役演じさせていただいている」といい、「ぜひ劇場で探してみてください」とメッセージを送った。

 「漁港の肉子ちゃん」は、直木賞作家の西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。アニメは「海獣の子供」などの渡辺さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が製作する。女優の大竹しのぶさんが主人公・肉子ちゃん、モデルでフルート奏者のCocomiさんが肉子ちゃんの娘・キクコを演じる。

 ◇下野紘さんのコメント

 まさか「さんまのまんま」が、オーディションの場になるとは思っていませんでした(笑い)。お役をいただけてうれしかったですし、子供の頃から見ていたさんまさんのプロデュース作品に出演することができて本当に光栄です。別件で事務所に立ち寄った時にマネジャーから「お話がありまして……」と極秘事項を伝えるような空気感で、小部屋に連れていかれて「『漁港の肉子ちゃん』出演決定しました! おめでとうございます!」って。マネージャーも浮足立っていましたね(笑い)。

 今年は「トカゲ」に縁があるのでしょうか……別の作品で人間味のある人型のトカゲを演じる機会があったのですが、今回のようにトカゲの形をしたトカゲに声を当てたのは人生で初めてだと思います。ヤモリは肉子ちゃんやキクコちゃんの心情を代弁する意味深い役なので、せりふに色をつけないように、生き物だけれど無機質な感じも意識しながら演じさせていただきました。ヤモリの時は、監督に、イケボ(イケメン系ボイス)でお願いしますとリクエストされまして(笑い)。イケボ・ヤモリにもご期待ください。

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