シン・エヴァンゲリオン劇場版:庵野秀明総監督が明かす制作の裏側 実写とアニメのハイブリッド 「シン・ゴジラ」のノウハウも

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台あいさつに登場した(左から)庵野秀明総監督、鶴巻和哉監督、前田真宏監督
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台あいさつに登場した(左から)庵野秀明総監督、鶴巻和哉監督、前田真宏監督

 人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の舞台あいさつが4月11日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、庵野総監督や碇シンジ役の緒方恵美さんらが登場した。庵野総監督が、一般に向けた「エヴァンゲリオン」シリーズのイベントに登場するのは、約26年の歴史で初めて。鶴巻和哉監督、前田真宏監督も登壇し、アニメの制作の裏側を語った。

 鶴巻監督は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」について「実写とアニメのハイブリッドみたいなところもある」と説明。庵野総監督は「ミニチュアやモーションキャプチャーを使っていて、なくてもできるけど、手で描いただけでできるものしたくないというのが『:序』からあり、頭の中でできた画面だけではなく、実際に存在するものでアニメーションを作ろうとした。時間もお金もかかる。自主制作なので、頑張ってそこにお金を回しました。本当に大変なので、やらない方がいいです」と話した。

 庵野総監督は「実写とのハイブリッドは『序:』からちょっとずつやっていたが、『シン・ゴジラ』のノウハウが生かせた。『シン・ゴジラ』をやっていなければ、こういうふうになっていない。やらせていただけてよかった。進化したいんで」とも語った。

 さらに、制作の裏側を「自分の頭だけで作っても面白くない。誤解されているけど、自分だけで作りたくない。いろいろな人の意見を紡ぎ合わせてやりたい。『エヴァ』の画面は。絵として美しいもの、僕自身の人生で関わりものがあるもの、スタッフの好みがあり、僕の好みだけでじゃない。そういうところが世界観を広げている」と明かした。

 ちりばめられた“小ネタ”も話題になり、庵野総監督は「ラストの実写に、お金をかけて好きなものを入れているので、そこを見ていただければ」と語った。

 「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。

 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編。3月8日に466館で公開され、興行収入が70億円、観客動員数が460万人を突破するなど大ヒットしている。3月28日に「エヴァンゲリオン」シリーズとしては1997年以来、約24年ぶりの舞台あいさつが開催され、緒方さんら14人の声優陣が登壇したことも話題になった。

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