SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第8話 弱虫で泣き虫!人魚姫しらほし
12月22日(日)放送分
今夏公開予定のフランス、デンマークの劇場版アニメ「カラミティ」の日本語吹き替え版で、主人公のマーサ・ジェーンの声優を務める福山あさきさん。「東京アニメアワードフェスティバル2016」でグランプリを受賞した劇場版アニメ『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」のレミ・シャイエ監督の最新作で、新人声優の福山さんが主演に大抜てきされた。福山さんは、高校2年生の時に声優を目指し、養成所に入るが、一度は夢を諦め、インスタグラマー、YouTuberなどを経て、声優になった。異色の経歴の福山さんに、声優としての活動への思いを聞いた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
福山さんは「感染×少女」「ロストアーカイブ」などのゲームに出演経験があり、「月刊少年エース」(KADOKAWA)で連載中のラブコメディーマンガが原作のテレビアニメ「女神寮の寮母くん。」にも出演するなど今後の活躍が期待されている新人声優の一人だ。声優という仕事を意識し始めたのは小学生の頃だった。
「小学生の時に、自分の声をバカにされたんです。傷ついて、見返してやる!という気持ちもありました。特徴的な声なのかな?と自分の声に興味を持ち、声優という仕事を知り、やってみたい!と思っていました。演じることが好きで、家で一人でシリアスな演技をよくしていたんです。『なんで死んでしまったの……』とか。病んでいたのかな? 誰に見せるわけでもなかったのですが」
高校2年生の時に声優を目指して、養成所に入る。声優は、プロになれるのは一握りの厳しい世界だ。福山さんも一度は夢を諦める。
「4年ほど養成所に通っていました。高校生の時、自分は特別だ!と思っていたのですが、現実はうまくいかず……。演技が好きで続けているのか、声優になる!と周囲に言ってしまったから、義務で続けているのか……。分からなくなってしまい、養成所を辞めて、演技から離れました」
それでも声優になることを諦めきれなかった。その道のりは紆余(うよ)曲折があった。
「就活もせずに、ちょっとしたモデルをやったり、なんとなく過ごしていたんです。写真をインスタグラムにアップしたところ、フォロワーさんが増えて、インスタグラマーとして活動をしていました。でも、声優になりたい!という思いが捨てきれず……。その時は、インフルエンサーの事務所に所属していて、YouTubeで声を扱った動画を載せてみて、チャンネル登録者数も増えたのですが、このままでは声優にはなれない……と悩みました。これでは後悔する!と2019年末に、今の事務所のオーディションを受けて、ご縁があったんです」
声優になろうと思って、誰もがなれるほど甘くない。一度挫折したこともあり、よく分かっているはずだ。それでも、再び挑もうとした原動力とは?
「高校生の時、全力で挑めていたのか? 養成所に入ったことに満足して、なんとなく過ごしていたんじゃないか? あの時、本気でやっていたら……というモヤモヤした気持ちがあったんです。自分に言い訳するのがイヤだった。言い訳できないくらい、ちゃんと向き合おうとしたんです。新しい世界が見たい!という思いが強くて」
福山さんは、2020年に公開された劇場版アニメ「マロナの幻想的な物語り」の日本語吹き替え版に通行人役として出演。「カラミティ」の日本語吹き替え版で主人公マーサ・ジェーン役に大抜てきされた。
「びっくりですよ。信じられません。プレッシャーが大きかったですし、初めてのことばかりですが、伸び伸びと演じることができました。やっぱり演技が好き。違う自分になれるのが楽しい。養成所に入ってから7年、いろいろあったけど、寄り道も悪くなかったのかもしれません。それも全て経験になるので」
「カラミティ」は、伝説の女性ガンマン、カラミティ(厄介者)のマーサ・ジェーンの少女時代を描く。「マーサが自分らしく生きる姿が魅力的。叫ぶシーンが多く、声がかれないようにずっと練習していました。頑張ったところなのでぜひ見てほしいです」と笑顔で語る福山さん。目指すのは「柔軟に対応でき、必要とされる声優」だ。今後のさらなる活躍が期待される。
小学館のマンガ誌「コロコロコミック」のウェブマンガサイト「週刊コロコロコミック」で連載中のまえだくんのラブコメディーが原作のテレビアニメ「ぷにるはかわいいスライム」の第2期が制作…
しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」の“後継作”が原作のテレビアニメ「MFゴースト」の第3期となる3rd Season(第3シーズン)が制作されることが明らかになった。MFG第…
尾田栄一郎さんの人気マンガが原作のアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のイベントが12月22日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「ジャンプフェスタ2025」内で行われ…
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載され、話題となったタイザン5(ファイブ)さんのマンガが原作のアニメ「タコピーの原罪」のイベントが12月22日、幕張メッセ(千…
2024年12月23日 09:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。