ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
新幹線がロボットに変形するテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」の新作「新幹線変形ロボ シンカリオンZ(ゼット)」。津田美波さんが、主人公で小学5年生の新多シン、鬼頭明里さんがもう一人の主人公で同じく小学5年生の碓氷アブトを演じる。津田さん、鬼頭さんは共に本格的に男の子を演じるのは初めてで、収録は「毎回挑戦」という。男の子役の演技のこだわり、お互いの印象について聞いた。
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「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」は、シンカリオンZの運転士となった子供たちが、新幹線超進化研究所の職員たちと力を合わせ、再び現れた巨大怪物体を迎え撃つ姿を描く。新幹線超進化研究所が新たな敵の襲来に備えて開発した新型ロボ・シンカリオンZや、在来線から変形してシンカリオンZをパワーアップさせる武装強化車両・ザイライナーが活躍する。テレビ東京系で毎週金曜午後7時25分に放送中。
――出演が決まった時に感じたことは?
津田さん 大人気作品の新作ということで、オーディションの時から「演じてみたい!」と思っていました。しかも、男の子役をやりたいとすごく思っていたので、気合を入れてオーディションを受けました。出演が決まった時は、本当にうれしくて涙ぐんでしまいました。
鬼頭さん 私も3年ぐらい前からずっと男の子役をやりたいと言っていたんです。ようやく受かった男の子役で、しかも「シンカリオン」ということで、出演が決まったとマネジャーさんに聞いた時は、めちゃめちゃうれしくて小躍りしました。
――シン、アブトは共に小学5年生の男の子。演技で大切にしていることは?
鬼頭さん 私は男の子役をあまり経験したことがなくて、いろいろ試行錯誤しながらやっています。「シンカリオンZ」は、女性のキャストさんが演じる小学生の男の子がたくさん出てくるので、すごく勉強になります。男の子といえば、低い声を頑張って出さなきゃと思っていたんですけど、皆さんのお芝居を聞いて、声を低くするだけが男の子の芝居じゃないんだなとすごく感じました。
津田さん 「男の子っぽさ」を出すのは結構難しくて、自分が男の子になりきるというか。音響監督さんによく言われるのは、「女は頭で怒るけど、男は腹で怒るんだ」と。最初は「腹で?」と思ったんですけど、女の子はテンションが上がって頭で怒るのに対して、男の子は体の内側から感情が高まって腹で怒るから、自然と声が低くなるのかなと解釈しました。
鬼頭さん 私も女の子を演じる時は重心が上にある感じで、男の子を演じる時は重心が下半身にある感じでやっています。あとは、しゃべり方。やっぱり語尾が跳ねるようにしゃべると女の子みたいに聞こえるし、語尾を下げると男の子っぽく聞こえたりとか。私もまだ全然勉強中なんですけど。
津田さん 男の子を演じる女性のキャストさんが増える度に「こういう男の子の演じ方もあるんだな」と勉強になります。やはり女性が男の子を演じるからこその声の低さとか、表現できるものがあると思います。
――第1話では、シンカリオンZの適合率が高いシンに対し、適合率が低いアブトがシンカリオンZに乗ることができないという展開に驚きました。
鬼頭さん 私も台本を読んで「乗れない」と知った時は衝撃を受けました。第1話で、アブトがシンカリオンZに乗れないことをすごく悔しがっているシーンがあるんですけど、私も悔しくて「乗れないんかい!」って、すごく気持ちが入りました。「乗りたかった……!」と。
津田さん シンカリオンZに乗れないアブトと、未熟でよく分からず乗ってしまったシンというところで、「大丈夫かなこの二人」と不安はありました。でも、第2話以降、距離を縮めて相方になっていく二人がほほ笑ましいなと思っています。
――シンは運転士、アブトは整備士として共に敵に立ち向かっていくシーンは胸が熱くなります。共演した印象は?
津田さん 実は鬼頭さんと共演するのは初めてなんです。鬼頭さんが演じるアブトの声を聞いて「格好いい!」とキュンとしました(笑い)。シンはアブトと関わっていくうちに、どんどん好きになって頼るようになるし、頼られたいと思うようになる。津田美波の中にも「(鬼頭)明里ちゃんがいないと寂しい」と思う部分があるので、その思いが演技に反映されちゃっているかもしれないです。
鬼頭さん そう言ってくださるのは、めちゃめちゃうれしいです。私は第1話で津田さんがシンくんの声を発した時に「なんて可愛いんだ」と。小学生らしい無邪気さというか、明るさがすごく出ている声とお芝居だったので可愛いなと思いました。
――アフレコでテンションが上がった瞬間は?
津田さん シンとアブトが「チェンジシンカリオン!」と声を合わせるところがあるんですけど、バチっと合った時はテンションが上がりますね。「いける、いけるぞ!」みたいな。
鬼頭さん そこは私もテンションが上がります。あと、シンくんがよく使う「可能性はゼロじゃない」というセリフをアブトが言うシーンがあるんですけど、熱いなと思いました。いつもシンくんが言っているのをちゃんと聞いていたんだって。
――シン、アブトはどちらも魅力的なキャラクターですが、自分と似ている部分や憧れるところはありますか?
津田さん シンくんはオカルトが大好きなんですけど、私はあまり一つのことに執着したことがなくて、それだけ好きなものに熱を入れられる姿って、すてきだなと憧れます。
鬼頭さん アブトの普段はクールだけど、自分の好きなことに関してはテンションが上がっちゃうところは似ているかもしれないです。私も普段テンションが低いというか、落ち着いて見られることが多いので(笑い)。オタク気質なところがすごく似ているなと思います。
――鬼頭さんが、思わずテンションが上がる大好きなものは?
鬼頭さん 生まれてからずっとアニメやマンガが好きなので、典型的なオタクだなと思います。父親がアニメやゲームが好きで、ずっとそれがある環境で育ってきたので、休みの日は常にアニメかマンガを見ています。
――中でも好きな作品は?
鬼頭さん 人生で一番ハマったのは「イナズマイレブン」です。中学生から高校生にかけてテレビアニメが放送されていたんですけど、絶対リアタイしたくて。高校生になってバイトを始めてからも、「イナズマイレブン」が放送される水曜日の夜だけは絶対にバイトに入らないという。どれだけバイト先の人に「きょう人数が足りなくて」と言われていも「無理です」って家に帰っていました。だんだんバイト先の人には「明里ちゃん、水曜日ダメなんだよね」って言われるようになっていました(笑い)。
――津田さんの大好きなものは?
津田さん 私は食べることが本当に大好きで、ハマり出すと止まらなくなります。コンビニの「このお総菜がおいしいよ」とか、「この出前がめっちゃうまい」とかすぐ言っちゃいます。中でもマクドナルドさんの月見バーガーが大好きで、この間も「シンカリオンZ」の番組(「AnimeJapan(アニメジャパン)2021」テレビ東京ステージ)で話しました。
鬼頭さん そんなに好きなんですね(笑い)。
津田さん そんなに好きなの。
――「シンカリオンZ」で挑戦になっていることは?
鬼頭さん 長いシリーズで男の子役をやらせていただけていることが挑戦です。アブトと一緒に成長していけたらなと思います。
津田さん 毎回のアフレコが挑戦で、音響監督さんにもいつも「挑め」と言われます。毎回新たな敵、新たなシンカリオンZが出てきて、その時で状況が違うので、毎回違うものに挑戦していかなければいけない。私自身もずっと新しい敵に挑んでいる感じですね。
――今後の見どころは?
津田 新しく出てくる運転士たち、シンカリオンZたちが見どころです。今後もシンくんの持ち前の明るさと優しさ、熱で、導いていくものがあるので、ぜひ注目してもらいたいなと思っています。
鬼頭さん 今後もシンとアブトが新たな運転士に会いにいろいろな地方へ行って、その地域にちなんだものが登場します。ご当地ネタを楽しみつつ、今後の謎に皆さんも一緒に挑んでいただけたらうれしいです。
津田さん、鬼頭さんが男の子役という新たな境地に挑む「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」。シン、アブトたちと共に進化していく演技に注目したい。
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