山崎賢人:「キングダム展」に「何度も泣きそう」 “王騎の矛”イラストの前で立ち尽くす

「キングダム展 -信-」に来場した山崎賢人さん(C)原泰久/集英社
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「キングダム展 -信-」に来場した山崎賢人さん(C)原泰久/集英社

 原泰久さんの人気マンガ「キングダム」の展覧会「キングダム展 -信-」が6月12日、上野の森美術館(東京都台東区)で開幕。実写映画版で主人公の信を演じた俳優の山崎賢人さんも駆けつけ、「何度も泣きそうになりました。美術館という空間に、マンガを読むのとはまた違う原画展ならではの世界が広がっていて、没頭してしまいました」と思いを語った。

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 山崎さんは開幕前に同展を鑑賞。「新たに描きおろされた作品もどれも魅力的で、信が王騎の矛を受け取る絵の前に立った瞬間、目が離せなくなって立ち尽くしてしまいました。『キングダム展 -信-』というタイトルの通り、信の成長を感じることができる構成で、信を演じた自分にとって本当に幸せな空間でした」と話した。

 「キングダム展 -信-」は、「キングダム」の過去最大規模の展覧会で、原さんの直筆原画や描き下ろしイラストが展示される。第1話「無名の少年」から、中華統一へ乗り出す第438話「雄飛の刻」までのストーリーで構成され、「キングダム」の魅力の原点に迫る。秦の大将軍・王騎の縦約3メートル、横幅約1.5メートルの巨大な描きおろしイラストや、秦が五カ国から同時に侵攻を受ける「函谷関の戦い」を、原画にグラフィックと音を合わせて表現する展示などをラインアップしている。会期は、7月25日まで。

 原作者の原さんは「ようやく開幕を迎えることができたいへんうれしく思います。この展覧会は、信の物語を“空間”で体感できる内容にしました。原画や描きおろし、巨大グラフィックを一緒に鑑賞することで、原作コミックスを読むのとはまた違う体験を楽しんでもらいたいです。展示作品の数も非常に多いので、一度と言わず、何度も足を運んでもらえたらと思います(笑い)」とコメントを寄せている。

 「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す青年・信の活躍や、後に始皇帝の名で知られるようになる秦王・えい政など春秋戦国時代の英雄たちのドラマを描いている。2012年からテレビアニメも放送されており、第3シリーズがNHK総合で毎週日曜深夜0時10分に放送中。

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