宮脇咲良:ファンのおかげで「一歩踏み出し、旅立つことができます」 HKT48卒業 兒玉遥&指原莉乃もサプライズ登場

卒業コンサートを行ったHKT48の宮脇咲良さん(C)Mercury
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卒業コンサートを行ったHKT48の宮脇咲良さん(C)Mercury

 アイドルグループ「HKT48」の宮脇咲良さんが6月19日、マリンメッセ福岡(福岡市博多区)で 卒業コンサート「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」を開催した。宮脇さんは「どんな私も受け止めてくれて、私の選んだ道をいつも応援してくれる皆さんがいるから、私はこの場所から一歩足を踏み出し、また違う夢へと旅立つことができます」と感謝。「これからも、皆さんとずっとずっとそばにいて、いろいろな夢をかなえて、いろいろな景色を見たいです。また会える日を楽しみにしています。10年間、本当にありがとうございました」とあいさつし、グループを巣立った。

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 宮脇さんは1998年3月19日生まれ、鹿児島県出身の23歳。HKT48の1期生として、2011年からグループをけん引してきた。2018年には日韓合同のアイドルプロジェクトプログラム「PRODUCE48」に参加し、最終メンバーに選抜。HKT48での活動を休止し、グローバルガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」のメンバーとして約2年半活動した。

 コンサートは、HKT48の卒業ソング「桜、みんなで食べた」からスタート。全メンバーが一斉に登場し、ステージの幕開けを盛り上げた。オープニング5曲を終えると、宮脇さんは「始まっちゃったー。この日が来てほしいような、来てほしくないような……」と思いを吐露しつつ、「最後まで駆け抜けたい。ありがとうの気持ちを伝えるコンサートにしたい」と意気込みを語った。

 ユニットパートでは、IZ*ONEとしても共に活動してきた矢吹奈子さんと、IZ*ONEの楽曲「夢を見ている間」を披露。また、元IZ*ONEのメンバーで「AKB48」の本田仁美さんからは「永遠の憧れの先輩です」とVTRメッセージが届き、宮脇さんは瞳を潤ませた。HKT48メンバーで親友の村重杏奈さんとは、「思い出のほとんど」を歌唱。ラストは同期7人で「夕陽を見ているか?」を歌った。

 その後は、ソロ曲「彼女」「夢でKiss me!」などを披露し、終盤には卒業生の兒玉遥さん、指原莉乃さんがサプライズで登場。兒玉さんは「一緒の時間を過ごせて幸せです」、指原さんは「咲良と(ステージに)立てるのはうれしい」とそれぞれ喜びを語り、兒玉さんと「大人列車」、指原さんと「12秒」をパフォーマンスした。本編最後は全員で「最高かよ」を歌った。

 アンコールでは「あたながいてくれたから」を歌唱後、スタッフやメンバー、家族、ファンへ感謝のメッセージを伝え、「思い出にするにはまだ早すぎる」「君はメロディー」を披露。ラストは「桜、みんなで食べた」で締めくくり、10年間のアイドル人生に幕を閉じた。

 ◇宮脇さんのあいさつ(抜粋)

 13歳でHKT48に入った私が、10年がたち、23歳になり、今日、HKT48を卒業します。2年半離れていて、戻ってきて、1カ月しか活動できなかったこと、私自身も本当に申し訳なく思っていますし、さみしく思っています。でも、2年半離れていたからこそ、時間が限られていたからこそ、この1カ月間はかけがえのない宝物のような時間でした。

 鹿児島から出てきた小さな女の子だった宮脇咲良も、今、こんなに大きな会場でたくさんの人の前で旅立って行くアイドルにしてくれたのは、ファンの皆さんです。私はこの10年間を思い返すと、順位をつけるもので1度も1位になったことはありません。でも、私はいつも応援してくれていたファンの皆さんの1位だったんじゃないかなと思います。ファンの皆さんが、こんな私を特別な1位にしてくれました。

 どんな私も受け止めてくれて、私の選んだ道をいつも応援してくれる皆さんがいるから、私はこの場所から一歩足を踏み出し、また違う夢へと旅立つことができます。ファンの皆さんと出会うためにアイドルをしてきたんだと思います。これからも、皆さんとずっとずっとそばにいて、いろいろな夢をかなえて、いろいろな景色を見たいです。また会える日を楽しみにしています。10年間、本当にありがとうございました。

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