「週刊少年ジャンプ」（集英社）で堀越耕平さんが連載中のマンガが原作のアニメ「僕のヒーローアカデミア」の劇場版アニメ第1作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄（ヒーロー）～」が、「金曜ロードショー」（日本テレビ系）で8月6日午後9時に放送される。同作は、テレビアニメ第2期で描かれた最後の期末試験編と第3期の林間合宿編の間の夏休みに起こった出来事が描かれた。そこで、放送を前に主人公のデクこと緑谷出久の雄英高校入学から夏休み前までのエピソードを通して、メインキャラクターを紹介しよう。

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　◇デクとオールマイトの師弟の絆

　「僕のヒーローアカデミア」は、人口の約8割が超常能力・個性を持つ世界を舞台に、緑谷出久（デク）が、最高のヒーローを目指す姿を描いている。主人公・デクは、ヒーローになることを夢見て、名門・雄英高校ヒーロー科1年A組に入学。生まれつき“無個性”だったが、“平和の象徴”と称されるヒーロー・オールマイトに内に秘めた資質を見いだされる。

　デクは、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを継承。強大な“個性”であるワン・フォー・オールを受け継ぐため、デクはオールマイトの下で猛特訓を受けた。その後、オールマイトが雄英の教師となってからも、師弟関係は続いている。デクとオールマイトの絆が、劇場版第1作の最大のポイントとなる。

　◇デクと爆豪勝己　幼なじみでライバル

　1年A組のクラスメートであり、デクの幼なじみの爆豪勝己。爆豪の“個性”は爆破で、手のひらの汗腺からニトロのような汗を出し爆発させる。爆豪は、無個性のデクを幼いころからバカにしていたが、オールマイトから個性を継承し、成長していくデクに対し、対抗心と焦りを見せる。そんな2人も夏休み前の期末試験では、コンビを組んでオールマイトと対戦。いがみ合いながらも共闘し、試験をクリアした。

　◇半冷半燃の轟焦凍　爆豪との共闘も見どころに

　デクのクラスメートで、雄英高校に推薦入学した実力者が轟焦凍だ。“個性”は、右から氷結、左から炎熱を繰り出す半冷半燃。父は、ナンバー2ヒーローのエンデヴァーだが、強い反抗心を抱いている。雄英高校の体育祭の決勝第2回戦では、デクと対戦。本気でぶつかってくるデクを前にして、それまで封印していた父の“個性”である炎の力を解放した。しかし、爆豪と戦った決勝戦では、轟は炎の力を再び封印。爆豪は優勝したものの、全力を出さなかった轟に激怒する。劇場版第1作では、轟と爆豪の共闘が描かれる。

　ほかにも、デクのよき理解者である麗日お茶子、1年A組の学級委員長の飯田天哉、学級副委員長の八百万百と、「ヒロアカ」には魅力的なキャラクターが数多く登場する。金曜ロードショーで、地上波で初めて放送される「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄（ヒーロー）～」。デクたちがどんな活躍を見せるのか、注目だ。

　「僕のヒーローアカデミア」は、「週刊少年ジャンプ」で2014年7月に連載がスタート。コミックスの全世界累計発行部数は5000万部以上。テレビアニメ第1期が2016年4～6月、第2期が2017年3～9月、第3期が2018年4～9月、第4期が2019年10月～2020年4月に放送された。第5期が読売テレビ・日本テレビ系で毎週土曜午後5時半に放送中。

　劇場版アニメ第1作が2018年、第2作が2019年に公開。劇場版第3作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」が8月6日に公開される。