女優の生駒里奈さんが8月5日、東京都内で行われた舞台「-4D-imetor(フォーディメーター)」の公開ゲネプロ&取材会に登場した。記憶を失った謎の少女・ノアを演じる生駒さんは、劇中で派手なアクションも披露。アクションへの自信は「まったく(なかった)ですね」といい、「体育が一番嫌いな教科だったので」と苦笑い。一方で、「やってみて、むちゃくちゃ楽しくて……これからアクションやっていきたいな、と思うぐらい」と手応えを明かした。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
舞台は2015年に始まった「エン*ゲキ」シリーズの第5弾。今作は「量子力学」をテーマに、謎解きミステリーが繰り広げられる。特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」の伊狩鎧/ゴーカイシルバー役などで知られる俳優の池田純矢さんと生駒さんがダブル主演を務め、池田さんが脚本・演出を担当する。
私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長で、研究所の壁面からテレポーテーションのように出現したノアの“ルーツを辿る”協力をする渡来暦役の池田さんは、生駒さんのアクションについて「すごいですよ、アクション女優でもなかなかこんなことやらないよ、というレベルのことをやっています」とし、「天才だと思います」と感嘆。今後のアクションへの意欲を語っていた生駒さんが「やっぱり仮面ライダーになりたい……(笑い)」と冗談めかして打ち明けると、特撮ドラマ出身の池田さんが「(劇中で生駒さんが)いいライダーキックしてますよ」と太鼓判を押し、笑いを誘う場面もあった。
また、生駒さんへのオファーの経緯について、池田さんは前作「絶唱サロメ」(2019年)を観劇に来ていた生駒さんにあいさつしたときに決めたと説明。「楽屋裏でごあいさつしたときに(ノア役が)『ああああ、いた!』と。で、その場で『来年5月空いてますか?』と訳の分からない誘い方をしたら、生駒さんが『あー、やります!』と(笑い)」と回顧。さらに、生駒さんのノア役について「ノアは元気はつらつとしていて求心力のあるキャラクターだけど、根っこの部分でははかなくてもろくて崩れやすい繊細な部分がある。その部分を、本当にうまく繊細に演じていただいて。キャラクターと生駒里奈という人間が癒着していく感じが見てとれるように分かって、感動しましたね」と称賛していた。
今作は、当初2020年5月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になった経緯があり、池田さんは初日を迎える心境を聞かれると、「うれしいとか楽しみとかより、まずは『ありがとうございます』と感謝かなと思います」と吐露。生駒さんは「今の情勢や世界のことを見ると『いいのかな』という思いはあるけど、私たちは誰かを楽しませるために存在しているので、それができる喜びと、お客様にこの時間だけは絶対に幸せになってほしいという気持ちでいっぱいです」と語った。
取材会には村田充さん、松島庄汰さん、田村心さん、新子景視さん、阿南健治さんも出席した。
舞台「-4D-imetor(フォーディメーター)」は8月5~15日に紀伊國屋ホール(東京都新宿区)、8月28、29日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央区)で上演される。
俳優だけでなく歌手としても活躍する上白石萌音さんが開催中のツアー「“yattokosa” Tour」のうち、2025年2月2日に「東京ガーデンシアター」(東京都江東区)で開催され…
俳優の川口春奈さんが、12月26日発売の女性ファッション誌「BAILA(バイラ)」(集英社)2025年2・3月合併号通常版の表紙に登場する。