日向坂46影山優佳:プレッシャー救った原作者・赤坂アカの言葉 「かぐや様は告らせたい」で女優として銀幕デビュー

映画「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル」に出演する日向坂46の影山優佳さん
1 / 5
映画「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル」に出演する日向坂46の影山優佳さん

 映画「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル」(河合勇人監督、公開中)に出演するアイドルグループ「日向坂46」の影山優佳さん。2019年に公開され大ヒットを記録した映画の続編となる今作で、生徒会会計監査・伊井野ミコ役として、新たにメインキャストの輪に加わると共に、女優としてスクリーンデビューを飾る。もともと原作マンガ、テレビアニメ、前作の映画も見ていたという影山さんは、人気作の一ファンとして、大きなプレッシャーもあったといい、「不安がずっとありました」と吐露する。そんなプレッシャーから救ってくれたのは原作者の赤坂アカさんの言葉だった。

あなたにオススメ

 ◇生徒会に立候補するも落選してトラウマに… 重なる部分があったキャラクター

 映画は、マンガ誌「ミラクルジャンプ」(集英社)で2015年6月号~2016年2月号に連載された後、「週刊ヤングジャンプ」(同)に移籍して連載中のマンガ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(かぐや様)」が原作。秀才の集う名門校・秀知院学園を舞台に、プライドが高く「自分から告白したら負け」と互いに考えている生徒会長の白銀御行と副会長の四宮かぐやが、いかに相手に告白させるかに知略を巡らせる姿を描く。テレビアニメも話題となり、第1期が2019年、第2期が2020年に放送され、第3期の制作も決定している。実写映画は、人気グループ「King & Prince」の平野紫耀さんが白銀役で主演し、かぐやは女優の橋本環奈さんが演じる。

 出演が決まる前から、「かぐや様」のファンだったという影山さん。「高校時代に、マンガ好きの友人に教えてもらって出会いました。もともとそこまでマンガ好きっていうわけではないのですが、“王道のラブコメ”という第一印象をくつがえすようなコメディー要素の激しさや、複雑な人間関係など物語の深さに惹(ひ)かれました」と話す。

 作品に魅了され、テレビアニメも見ていた。「鈴木雅之さんが歌うアニメの主題歌もすごく好きで、今は行けないのですが、カラオケでは友達とよく歌っていましたし、家のお風呂で歌うこともよくあります(笑い)」。

 なかでも、演じる伊井野ミコは「演じることが決まる前から大好きでした」と語るキャラクター。それは、ミコの境遇などが自身と重なることが多かったからだという。「両親が共働きで、家で自分ができることは何かなってご飯を作っていたこととか、褒めてもらいたくて勉強していたこととか……。私と同じだったので、すごく似ているなって勝手に自分を重ねていました」

 ミコの、小学校の頃から生徒会長に立候補し続けているが、正義感の強すぎる本人の性格のため落選し続けている……という部分も重なることがあった。「私も小学校のときに、生徒会に立候補するも落選してしまって。それがかなりのトラウマになり、(ミコちゃんとは違って)私はその後、生徒会に立候補する子の応援演説をしたりと、支える側になりました」

 自身と重なる部分があり、自身にはない強さも持っているキャラクター。「大好きな作品で、こんな大好きなキャラクターを任せていただけるなんて、出演が決まったときは現実感がなくてどこから喜んでいいのか分からないくらい、とても驚きました……!」と声を弾ませていた。

 ◇殻を破れた? 恥じらい捨てて変顔も

 影山さんにとってスクリーンデビュー作ともなった今作。これまで映像作品での演技経験は、グループで主演したドラマのみであり、周囲との“経験の差”を痛感した。撮影現場では初め「何もかも分からないことだらけ」だったという。そんななか、「自分に何ができるのだろう?」と自問し、心がけたのは大きな声での“あいさつ”だった。

 「あいさつなら私にもできるだろうと思い、『おはようございます』を一番大きな声で言っていました。それぐらいしか初めは本当に何もできなくて……(笑い)。演技の仕方とかも、撮影をしながらみなさんのお芝居を見て勉強しました」

 ミコを演じるにあたって、こだわったことは“幼さ”。「ミコちゃんは強さと弱さが同居している“精神的なもろさ”や“妹感”が魅力的なキャラクターだと思います。そんな“幼さ”を表現できるよう、監督からアドバイスをいただいたりして、感情が丸出しの表情などを意識して演じました」と語る。監督からは「周りも個性が強いキャラクターで、それぞれが印象に残そうと演技をしているから、もっと激しくやっていいよ」という指示もあったといい、「ミコちゃんの登場シーンの変顔だったり、作品内では普段は絶対しないような表情をしているので、そこはちょっと頑張れたのかなと思います(笑い)!」と明かした。

 ◇救われた原作者の温かい言葉

 だが、人気作への途中参加、演技経験の少なさ、大好きな作品の大好きなキャラクターを演じるからこそ、大きなプレッシャーを抱えていた。撮影中も、ミコの魅力を表現できているのか、ずっと悩んでいたという。そんなとき、心救われたのは原作者の赤坂さんの言葉だった。

 「撮影現場では2回ほどお会いしたのですが、『ミコちゃんをステキに演じてくださってありがとう』とおっしゃっていただいたことがありまして。それまで、自分の中でずっと『これは正解なのかな?』っていう不安がずっとあったので、そうやって一番作品を愛している方に言っていただけたのは、すごくうれしかったです」

 原作者からの温かい言葉に「励まされました」と笑みをこぼす影山さん。「完成した作品を見ると、もうちょっと何かできたのでは? と思えるような部分も多々あったのですが、自分なりのミコちゃんを表現できたと思います」とちょっぴり胸を張る。

 最後に、「今作は『天才たちの恋愛頭脳戦』とうたっていますが、体育祭や文化祭だったり、どんな人の人生にも重なるような“青春感”あふれる作品になっていると思います! ラブコメですが、コメディー要素がかなり強いので(笑い)、見て元気をもらえるような作品にもなっているとも思います。楽しんでいただけたら幸いです」と大好きな作品を熱くアピールしていた。

写真を見る全 5 枚

映画 最新記事