次にくるマンガ大賞2021:コミックス部門大賞に「【推しの子】」 ウェブマンガ部門大賞は「怪獣8号」

「次にくるマンガ大賞2021」のコミックス部門第1位の「【推しの子】」(左)とウェブマンガ部門第1位の「怪獣8号」(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社(C)松本直也/集英社
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「次にくるマンガ大賞2021」のコミックス部門第1位の「【推しの子】」(左)とウェブマンガ部門第1位の「怪獣8号」(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社(C)松本直也/集英社

 マンガファンの推薦と投票で「次にブレークしそうなマンガ」を決める「次にくるマンガ大賞2021」(主催:ダ・ヴィンチ、niconico)の結果が8月24日に発表され、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の赤坂アカさん原作、横槍メンゴさん作画の「【推しの子】」が、コミックス部門の大賞に輝いた。ウェブマンガ部門は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」で連載中の松本直也さんの「怪獣8号」が大賞に選ばれた。

 コミックス部門大賞の「【推しの子】」は、2020年4月から「週刊ヤングジャンプ」で連載中。「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の作者の赤坂さん、「クズの本懐」などの横槍さんがタッグを組み、芸能界の“リアル”を描いている。地方都市で産婦人科医として働くゴローが、自身の“推し”のアイドル・星野アイと出会い、運命が動き出す……というストーリー。コミックスが第5巻まで発売されている。

 赤坂さんは、2017年に「かぐや様は告らせたい」が同マンガ賞でコミックス部門大賞に選ばれており、「二度目の大賞受賞とのことで、個人的にはとても湧いております。ただ、今回の受賞はコンビでやらせていただいてるメンゴ先生の能力なしにはありえなかったものだと思っております」話し、「いつも赤坂は周囲に大変ご迷惑をおかけしながらやっているのですが、メンゴ先生がにこやかに許してくださることでこのマンガはなんとか成立しています。次のネームは気持ち早めにアップします。見捨てないでください。今後ともよろしくお願いします」とコメントを寄せている。

 横槍さんは「『かぐや様』という巨大コンテンツとの並走、しかも週刊連載2本という、それだけのキャパシティーの中でアカ先生がやっていることはすでにものすごい偉業だと思っているので、今のところ作画一本な自分は最大限の形で【推しの子】という作品を支えていけたらなと思っています。応援してくださった皆様のおかげで、賞で1位……というものに縁がなかった私ですが、作家人生で初めてこのような機会をいただきまして、本当にありがとうございます。支えてくださった方々と読者の皆様に改めて感謝申し上げます」と話している。

 ウェブマンガ部門大賞の「怪獣8号」は、2020年7月に「少年ジャンプ+」で連載がスタート。怪獣が容赦なく日常を侵す日本を舞台に、人間と怪獣との戦いを描いている。今年6月にコミックス第3巻が発売され、「少年ジャンプ+」史上最速でコミックス累計発行部数が300万部を突破したことも話題になっている。最新4巻が9月3日に発売される。

 作者の松本さんは「この度は『怪獣8号』に投票してくださり、本当にありがとうございました! おかげさまで、なんとウェブマンガ部門1位をいただくことができました。まさか自分のマンガがこの賞の1位をいただくほど注目してもらえる日が来るとは思ってもいませんでした。これからも読者の皆様が、そして自分自身がワクワクドキドキできるようなマンガを描いていけるよう頑張ります!」とコメントを寄せている。

 コミックス部門第2位は、「週刊ヤングジャンプ」で連載中のメディアミックスプロジェクト「ウマ娘 プリティーダービー」のマンガ「ウマ娘 シンデレラグレイ」、第3位は「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」だった。

 ウェブマンガ部門第2位は、「少年ジャンプ+」で連載中の龍幸伸さんの「ダンダダン」、第3位は、「LINEマンガ」(LINE Digital Frontier)で連載中のぽむさんの「先輩はおとこのこ」だった。

 「次にくるマンガ大賞」は、次世代のヒットマンガを表彰する趣旨で、ドワンゴが運営する動画サービス「niconico」とKADOKAWAの情報誌「ダ・ヴィンチ」が2014年に創設したマンガ賞。今回で7回目。「コミックス部門」と「ウェブマンガ部門」の2部門がある。コミックス部門は、2021年5月7日時点でコミックスの巻数が5巻以内、もしくは連載開始日が2020年1月1日以降の作品が対象。ウェブマンガ部門は同日時点でウェブをメインとして連載しており、書籍化されている場合は、コミックスの巻数が5巻以内の作品が対象となる。

 運営委員会で候補作品を選定後、ユーザーの投票を行い、大賞が決定した。今回はコミックス部門、ウェブマンガ部門を合わせて3582作品がエントリー。投票数は51万票以上で、過去最多となった。

 前回は、コミックス部門で「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の戸塚慶文さんの「アンデッドアンラック」が大賞に選ばれた。ウェブマンガ部門の大賞は、マンガサイト「マンガクロス」(秋田書店)で連載中の桜井のりおさんの「僕の心のヤバイやつ」だった。

 ◇コミックス部門トップ10(敬称略)

 1位:【推しの子】(赤坂アカ×横槍メンゴ)▽2位:ウマ娘 シンデレラグレイ(マンガ:久住太陽、脚本:杉浦理史、マンガ企画構成:伊藤隼之介<原作:Cygames>)▽3位:葬送のフリーレン(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ)▽4位:女の園の星(和山やま)▽5位:シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~(原作:硬梨菜、マンガ:不二涼介)▽6位:逃げ上手の若君(松井優征)▽7位:久保さんは僕を許さない(雪森寧々)▽8位:アオのハコ(三浦糀)▽9位:SAKAMOTO DAYS(鈴木祐斗)▽10位:チ。ー地球の運動についてー(魚豊)

 ◇ウェブマンガ部門トップ10(敬称略)

 1位:怪獣8号(松本直也)▽2位:ダンダダン(龍幸伸)▽3位:先輩はおとこのこ(ぽむ)▽4位:山田くんとLv999の恋をする(ましろ)▽5位:裏バイト:逃亡禁止(田口翔太郎)▽6位:ハイパーインフレーション(住吉九)▽7位:いびってこない義母と義姉(おつじ)▽8位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(作画:石沢庸介、原作:謙虚なサークル、キャラクター原案:メル。)▽9位:ゲーミングお嬢様(原作:大@nani、作画:吉緒もこもこ丸まさお)▽10位:忍者と極道(近藤信輔)

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