ARIA:初の公式展示会に天野こずえの美麗イラスト 貴重なアニメ資料も 佐藤順一監督「豪華さにびっくり!」

展示会「ARIA The MEMORIA ~ネオ・ヴェネツィア国際映画祭~」を鑑賞した佐藤順一監督(C)2021 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー
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展示会「ARIA The MEMORIA ~ネオ・ヴェネツィア国際映画祭~」を鑑賞した佐藤順一監督(C)2021 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー

 天野こずえさんのマンガが原作のアニメ「ARIA」の初となる公式展示会「ARIA The MEMORIA ~ネオ・ヴェネツィア国際映画祭~」が、8月26日からマルイシティ横浜(横浜市西区)で開催されることを受け、アニメを手がける佐藤順一監督が展示会を鑑賞した。展示会では、天野さんが描いた美しいイラストや、佐藤監督による制作メモ、アニメの名場面などが展示され、佐藤監督は「予想を超える豪華さにビックリしました! ARIAの歴史がそのまま展示されているので、懐かしい気持ちになりますね」と話している。

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 展示会は、入り口に水無灯里らキャラクターがドレスアップした姿を描き下ろしたキービジュアルが飾られ、原作コーナーには、天野さんが描いたイラスト、名場面の表紙絵などが並ぶ。アニメの展示コーナーには、佐藤監督の企画立ち上げ当時の意気込みが伝わる制作メモや、キャストオーディションで使用された原稿など貴重な資料を展示。実際に使用されたアフレコ台本も展示され、佐藤監督の収録当時の書き込みを見ることができる。

 展示会のために、アニメの設定資料をもとに初めてARIAカンパニーのミニチュアも制作された。一部立体再現困難と言われていたというARIAカンパニーの建物が忠実に再現されている。

 展示会は、テレビアニメ放送開始15周年記念作品となる新作「ARIA The BENEDIZIONE」が12月3日に公開されることを記念して開催。「ネオ・ヴェネツィア国際映画祭でシリーズ作品を振り返る」をコンセプトにシリーズを手がける佐藤監督のアニメ制作時の企画資料や、アフレコ台本など貴重な資料が展示される。8月26日~9月12日開催。

 「ARIA」はマンガ誌「月刊コミックブレイド」(マッグガーデン、現在は休刊)で2002~08年に連載されたマンガが原作。水の都・ベネチアがモチーフの街を舞台に、ARIAカンパニーで一人前の水先案内人を目指す主人公・水無灯里の修業の日々、友人や先輩との交流などを描いている。

 テレビアニメ第1期が2005年、第2期が2006年、第3期が2008年に放送されたほか、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作された。劇場版アニメ「ARIA The CREPUSCOLO」が3月5日に公開された。

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