ONE PIECE:東映アニメ×蜷川実花監督「WE ARE ONE.」配信開始 デイビーバックファイト編を新たに描く

「ONE PIECE」の映像作品「WE ARE ONE.」の一場面
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「ONE PIECE」の映像作品「WE ARE ONE.」の一場面

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)のコミックス第100巻発売、テレビアニメ第1000話到達に向けた映像作品「WE ARE ONE.」が、8月30日~9月3日に5日連続で「ONE PIECE」の公式YouTubeチャンネルで配信される。8月30日に「Scene1『起業家ワタル篇』」が公開された。

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 蜷川実花さんが監督を務める実写パートとアニメパートで構成された作品で、アニメパートは、東映アニメーションが制作する。「Scene1『起業家ワタル篇』」のアニメパートでは、ゾロとサンジが共闘するデイビーバックファイト編の名シーンが新たに描かれた。

 「WE ARE ONE.」は、集英社と東映アニメーションが共同で制作する映像作品。「ONE PIECE」の読者である4人の若者が主人公の5編のドラマで、ロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」が主題歌を担当する。「Scene1『起業家ワタル篇』」の実写パートは、スタートアップ企業・ZUS INCを舞台に、ワタル、浜辺、三崎という若手起業家3人の苦楽を描く。俳優の高良健吾さんがワタル、森崎ウィンさんが浜辺、栁俊太郎さんが三崎をそれぞれ演じる。

 蜷川監督は、「WE ARE ONE.」について「最初はミュージックビデオを作ってほしいという依頼でした。でも、お話を聞いているうちに、私の周りにたくさんいる『ONE PIECE』を愛している人たちの顔が思い浮かんできて、もっといろいろなことができるなと。みんな、よく『自分の人生にONE PIECEが大きく影響している』と語っていたので、その特別な作品を扱うということを正面から受け止めたいなと思いました」と思いを語った。

 「深く作品と関わってきた人も、なんとなく知って読んできた人も、まだ読んだことがない人も、何かしら共感できるポイントがあるんじゃないかなと思いますので、楽しんでいただけたらうれしいです」と話している。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった。

 2010年3月に発売されたコミックス第57巻の初版発行部数が日本出版史上最高となる約300万部を記録。2012年8月発売の第67巻は初版約405万部で、自己記録を更新した。2015年6月には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」のギネス世界記録に認定された。1月4日発売の「週刊少年ジャンプ」5・6合併号で連載1000話に到達した。コミックスの全世界累計発行部数は、4億9000万部を突破している。

 (C)尾田栄一郎/集英社(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

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