林原めぐみ:テレビアニメ「月とライカと吸血姫」で吸血鬼の少女に 「心のひだの部分を託された」

「月とライカと吸血姫」のオンライン先行上映会に登場した(左から)木野日菜さん、内山昂輝さん、林原めぐみさん、横山彰利監督(C)牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会
1 / 8
「月とライカと吸血姫」のオンライン先行上映会に登場した(左から)木野日菜さん、内山昂輝さん、林原めぐみさん、横山彰利監督(C)牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会

 ガガガ文庫(小学館)の牧野圭祐さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)」のオンライン先行上映会が9月4日、開催され、主人公のイリナ役の声優の林原めぐみさんが登場した。林原さんは、自身が演じるイリナについて「今、私に依頼がきたのは、(イリナが)ただの少女ではなく背負ってきた苦しみがあり、その心のひだの部分を託されたから」と感じているといい「(もう一人の主人公の)レフとの交流で段々と和らいでいく、その過程が楽しい」と話した。

ウナギノボリ

 林原さんは「人間と吸血鬼という関係だけでなくレフとチームのメンバーたちとの関係がどうなっていくのか」が楽しみな点といい「楽しいファンタジー作品ではあるものの、政治的な部分を軸にいろいろなテーマが派生していく、その内容を感じ取って、見た後に楽しさ以外にも何かざらっとしたものを感じていただければ」と語った。

 上映会にはレフ役の内山昂輝さん、吸血鬼の生態研究を専門とするアーニャ役の木野日菜さん、横山彰利監督も登場。内山さんが、レフについて「押しつけがましくないよいやつなので、バランス感覚を保って人間らしくなるように演じました」と語ると、林原さんは「内山君の仄(ほの)暗い感じがレフのイメージと合致した」、木野さんは「内山さんの声から温かさがあふれていて、頼りがいがある」と絶賛した。

 「月とライカと吸血姫」は、牧野さん作、かれいさんイラストのライトノベル。架空の超大国間の宇宙開発競争のさなか、有人飛行実験のために連れてこられた吸血鬼の少女と、ある理由から宇宙飛行士候補を落第した青年が共に宇宙を目指す……というストーリー。アニメは「Cutie Honey Universe」などの横山さんが監督を務め、牧野さんがシリーズ構成を担当。「ぼくたちは勉強ができない」のアルボアニメーションが制作する。10月3日からテレビ東京ほかで順次放送される。

写真を見る全 8 枚

アニメ 最新記事