林原めぐみ:「今 敏 生誕祭」 「パプリカ」への思い 「パプリカは眠りません」

「今 敏 生誕祭」のビジュアル(c)1997MADHOUSE (c)2001千年女優製作委員会 (c)2003今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会 (c)今 敏/株式会社マッドハウス/「妄想代理人」製作委員会(c)2006 MADHOUSE/Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
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「今 敏 生誕祭」のビジュアル(c)1997MADHOUSE (c)2001千年女優製作委員会 (c)2003今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会 (c)今 敏/株式会社マッドハウス/「妄想代理人」製作委員会(c)2006 MADHOUSE/Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

 アニメ「パプリカ」「妄想代理人」などで知られる故・今敏(こん・さとし)監督の特集上映「今 敏 生誕祭」が、10月11日から池袋HUMAXシネマズ(東京都豊島区)で開催されることに向けて、「パプリカ」に出演した声優の林原めぐみさんがメッセージを寄せた。

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 「今 敏 生誕祭」では「パプリカ」が国内で初めてDCP上映されることになった。林原さんは「スクリーンでまた、『パプリカ』に会える! 本当に、本当に、心からうれしいです。私にとって『パプリカ』は、貴女が私を呼んだのね……と心底思えるほど、演じるのにノンストレスだった作品です。昔から、少し変わった夢を見ることも多く、またあの夢に帰りたいと感じたり、どうして夢はビデオに残せないのかと悲しんだり、夢の中の出来事を分析してみたり、『明晰夢』を楽しむところもあったり、と、一見難解に見えるこの世界は、私にとっては、心の解放でした。空から落ちていくパプリカは、まさに自分の実体験が映像になっているかのようで、鳥肌が立ったことを今でも覚えています」とコメント。

 「夢は答え合わせ、夢は自己の開放、夢は深層心理からのメッセージなど、いろいろな角度から分析がなされています。承認欲求や正義をまとった誹謗中傷があふれているこのSNS時代に、誰にも侵されない自分だけの、誰にも侵されない場所として、『夢』は人間にとって、より重要な役割を担っているようにも思います。今監督の次回作、心から見たかった。あわよくば一言でも参加したかった。最後に出てくる『夢見る子供たち』って映画おすすめです。のセリフはずっとリフレインしています。人が眠る限り、眠りの傍らに夢がある限り、パプリカは眠りません。どうか、どうか、何度でも楽しんでくださいね」とつづいっている。

 特集上映では「東京ゴッドファーザーズ」「パーフェクトブルー」「千年女優」「妄想代理人」なども上映される。10月17日まで。

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