青山剛昌さんの人気マンガ「名探偵コナン」のスピンオフ「名探偵コナン ゼロの日常（ティータイム）」と「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」がアニメ化されることが10月4日、分かった。コミックス第100巻が10月18日に発売されることを記念したプロジェクトとして、スピンオフ「名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story」がテレビアニメ化されることも発表されており、スピンオフ3作品が全てアニメ化されることになった。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　アニメ「ゼロの日常」「犯人の犯沢さん」のティザービジュアルも公開された。「ゼロの日常」のビジュアルには、愛車RX-7の前に立つスーツ姿の安室透が描かれ、「犯人の犯沢さん」のビジュアルには、米花駅の改札前に仁王立ちする犯沢さんの後ろ姿が描かれた。原作のカットを使用した2作品のPVもYouTubeで公開された。

　青山さんは「どーも青山です！　『名探偵コナン』から生まれた『ゼロの日常』『犯人の犯沢さん』！　まさかアニメ化になるとは……（笑い）。『ゼロの日常』は安室のほんの一時の休息を、『犯人の犯沢さん』はあの全身黒タイツの日常（笑い）を楽しんでくれちゃってください！（笑い）。アニメの放送、オレも楽しみです♪」とコメントを寄せている。

　「犯人の犯沢さん」のマンガを担当するかんばまゆこさんは「『名探偵コナン』を愛してやまない皆様、お待たせしました！　これは公式のアニメですよ！　公式です！　ありがとうございます！　ミステリーの陰の功労者、犯人……。殺人はよくないことだけど、彼らだってこの恐ろしい魔窟で……生きてるんだ！　コナンランドのアトラクションに乗ったつもりで犯沢さんと一緒に米花町の大冒険をお楽しみください」と話している。

　「ゼロの日常」のマンガを担当する新井隆広さんは「『犯人の犯沢さん』『ゼロの日常』ダブルアニメ化おめでとうございます！　1話あたり10ページ程の短編作品でありスピンオフである本作品がさまざまなハードルを越えてアニメになることに驚き、またうれしく思います。アニメならではの構成や演出はもちろん、マンガでは絶対に発することができない『音』も楽しみに、放送をワクワクしながら皆様と一緒に待ちたいと思います！」と語っている。

　「ゼロの日常」は、2018年5月に「週刊少年サンデー」（小学館）で連載がスタート。青山さんが監修、新井さんがマンガを担当し、安室透の日常を描いている。最新コミックス5巻が10月18日が発売され、電子版を含む累計発行部数は270万部を突破する。

　「犯人の犯沢さん」は、2017年5月に「サンデーS（スーパー）」（同）で連載がスタートしたギャグマンガ。青山さんが原案、かんばさんがマンガを担当する。米花町を舞台に「名探偵コナン」の犯人である正体不明の人物をシルエットで描いた“黒い人”（犯人の犯沢さん）の日常を描いている。最新コミックス6巻が10月18日が発売され、電子版を含む累計発行部数は200万部を突破する。