1998年に放送された人気アニメ「カウボーイビバップ」の米実写版の日本語吹き替え版に山寺宏一さん、林原めぐみさん、若本規夫さんらアニメの声優陣が出演することが10月13日、分かった。楠大典さんが、故・石塚運昇さんが声優を務めたジェット・ブラックを演じることも発表された。
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実写の日本語版では、アニメに続き、山寺さんが主人公のスパイク・スピーゲル、林原さんがフェイ・ヴァレンタイン、楠さんがジェット・ブラック、若本さんがビシャス、高島雅羅さんがジュリアを演じる。垂木勉さんがパンチ役、長沢美樹さんがジュディ役、土師孝也さんがテディ・ボマー役、堀内賢雄さんがグレン役、磯辺万沙子さんがマオ役、朴ロ美さんがシン役、緑川光さんがリン役で出演する。
アニメの放送から約23年ぶりにスパイクを演じることになった山寺さんは「カウボーイビバップは僕にとって本当に大切な作品です。実写版が作られることを心待ちにしていました。アニメ版へのリスペクトを強く感じ感動しています。今回スパイクを見事に演じているジョン・チョーさんの演技に合わせつつ、自分が演じてきたスパイクの雰囲気もしっかり出せればと思っています。実写版ならではの設定や展開も多々あります。ビバップを好きだった方にも、全く知らなかったという方にも楽しんでいただけたらうれしいです!」とコメントを寄せている。
国内のNetflixで配信中のアニメシリーズが、10月21日から全世界190カ国で配信されることも発表された。アニメシリーズの監督を務めた渡辺信一郎さんは「カウボーイビバップの世界が、20年以上たった今、そしてこれからも続いていくのは、驚きでありとても光栄です」と喜びを語っている。
「カウボーイビバップ」は、未来の太陽系を舞台に、賞金のかかった犯罪者を追って宇宙を飛び回る“カウボーイ”のスパイク・スピーゲルらが冒険する姿を描いたアニメ。1998年にテレビアニメが放送され、2001年には劇場版アニメも公開された。渡辺さんが監督を務め、菅野よう子さんが音楽を手がけたことも話題になった。
実写版は、ドラマ「プリズン・ブレイク」などを手がけたトゥモロー・スタジオとアニメを制作したサンライズなどが共同で手がける。渡辺さんが監修し、菅野さんが音楽を担当する。全10話。11月19日からNetflixで配信される。
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