よふかしのうた:「サンデー」人気マンガがテレビアニメ化 ノイタミナで2022年7月スタート 声優に佐藤元、雨宮天 Creepy Nutsが主題歌

「よふかしのうた」のティザーPVの一場面(C)2022コトヤマ・小学館/「よふかしのうた」製作委員会
1 / 14
「よふかしのうた」のティザーPVの一場面(C)2022コトヤマ・小学館/「よふかしのうた」製作委員会

 マンガ「だがしかし」などのコトヤマさんの人気マンガ「よふかしのうた」がテレビアニメ化され、2022年7月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されることが11月11日、分かった。「<物語>シリーズ」などに参加してきた板村智幸さんが監督を務め、「SHIROBAKO」などの横手美智子さんが脚本を手がける。「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。声優の佐藤元さんが主人公・夜守コウを演じ、雨宮天さんが吸血鬼の七草ナズナ役で出演することも発表された。同作のタイトルの由来となったというヒップホップユニット「Creepy Nuts」の「よふかしのうた」が主題歌として流れる。

ウナギノボリ

 「よふかしのうた」は、2019年8月から「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中。不眠が続く中学2年生の夜守コウと美しい吸血鬼・七草ナズナを巡る“よふかし”ラブストーリー。夜に眠れない日々を送るコウは、初めて誰にも言わずに夜に出かけた日、吸血鬼のナズナに出会う。コウは、夜の楽しさを教えてくれるナズナに魅了されていく……という展開。コミックスが第8巻まで発売されており、累計発行部数は160万部以上。最新9巻が11月18日に発売される。

 原作のコトヤマさんは「今回、だがしかしに続いてよふかしもアニメ化していただくことになりました。非常にありがたいことです。まだ自分も本編を見たわけではないのであまり適当なことは言えませんが、板村監督とお話しさせていただいた時の『よふかし』への理解、解像度の高さや、佐川(遥)さんのキャラクターデザインの可愛さを見て、これが動くのか~とめちゃめちゃ楽しみであります」と期待を寄せ、「よふかしのうた、というタイトルがそもそもCreepy Nutsさんの楽曲からお借りしたものであり、さらに主題歌、楽曲提供もしていただけて感無量でございます」と話している。

 Creepy Nutsは「陽(ひ)が落ちてからじゃないと生きられないヤツがいます。俺がまさしくそんなヤツです。おてんと様の下ではとてもできないような背伸びや開き直り、さまざまなはみ出し方を否定も肯定もせず寄り添って描いてくれる“夜そのもの”みたいなマンガやなぁと思います。このページが明けないでほしいと思ってしまいます。俺たちもそんな歌を作れたらなぁと思っています」とコメントを寄せている。

 夜守コウ役の佐藤元さんは、作品の印象を「夜はみんなに平等に来るからこそ、性別、年齢問わず、誰しもが日中では出せなかった思いを出しあえる。ありのままでいられる。自分の中でぼんやりとあった『夜は怖いもの』というイメージが『夜は楽しいもの』に変化しました。きっとこの作品を見られた方は夜が楽しくなって、真夜中に散歩したくなるのではないでしょうか」と話している。

 七草ナズナ役の雨宮さんは、キャラクターの印象を「まず最初にキャラクター資料の絵を見た時に毒気の強そうな、悪役っぽいカリスマのあるキャラクターという印象を受けました」と話し、「そこから原作を読んでいくと予想外に可愛らしい部分もたくさんあり、ページを追うごとにナズナというキャラクターにひかれていきました。独特で自由なカリスマ感もピュアな可愛さや不器用な優しさもナズナの大きな魅力だと思うので、どちらも大切に演じていきたいです!」と語っている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:板村智幸▽チーフディレクター:宮西哲也▽脚本:横手美智子▽キャラクターデザイン:佐川遥▽アニメーション制作:ライデンフィルム

 ◇キャスト(敬称略)

 夜守コウ:佐藤元▽七草ナズナ:雨宮天

写真を見る全 14 枚

アニメ 最新記事