人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さん。2021年はグループで日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ」のメインパーソナリティーという大役を務めた一方、個人ではNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」に出演し、一躍話題に。また、「第44回日本アカデミー賞」では新人俳優賞を獲得。主演作品数も増やし、“俳優・永瀬廉”を確立した1年になったのではないだろうか。そんな永瀬さんの活躍を改めて振り返りたい。
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朝ドラで永瀬さんが演じたのは、ヒロイン・永浦百音(モネ、清原果耶さん)の幼なじみで漁師見習いの“りょーちん”こと及川亮。東日本大震災で母・美波(坂井真紀さん)が行方不明となり、父・新次(浅野忠信さん)はそれをきっかけに漁師の職を離れてしまった。大切な人を再び失う怖さから、必要以上に踏み込まれることを拒んできたが、最後には百音の妹・未知(蒔田彩珠さん)と思いを通わせられるように。漁師としても一人前になり、自らの幸せを享受できるようになった。
永瀬さんは、複雑な思いを抱く亮の心の機微を繊細に表現。何かを諦めたかのように、光を失った瞳で一点を見つめたかと思えば、信頼を置く大人たちの前では子供らしい顔を見せるなど、心情の変化を見事に演じた。
そういった演技には永瀬さん自身の美しさもよく映え、彼だからこそ出せるはかなげな雰囲気が視聴者を魅了。SNSでは亮の表情から「1秒も目が離せない」と注目を集め、「りょーちん幸せになって」と願う声も相次ぐなど、“裏ヒロイン説”も浮上する人気ぶりとなった。
3月には、2020年に主演を務めた映画「弱虫ペダル」(三木康一郎監督)で「第44回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。映画は、ロードレースに夢中になる少年の姿を描いた渡辺航さんの大人気マンガが原作で、アニメ、舞台、ドラマも展開されるなどファンも多い作品だ。
永瀬さんが演じたのは主人公の小野田坂道。眼鏡がトレードマークのアニメ好きと、キラキラしたイメージの強い永瀬さんとは一見かけ離れたキャラクターだが、永瀬さんは持ち前のオーラをかき消し、まぎれもない“坂道”を体現。新人俳優賞受賞という実績を残した。
俳優としての姿に“熱視線”が注がれる中、今年は2本の主演作も発表に。2022年1月21日公開の映画「真夜中乙女戦争」(二宮健監督)は、朝ドラとは打って変わったダークでディープな世界観の作品。退屈な日々を送る冷めた大学生“私”役で、永瀬さん自身も「今まで皆さんが思い描いていた“永瀬廉”のイメージとは違っているはず」と話している。
一方、2022年1月8日スタートのNHKの連続ドラマ「土曜ドラマ『わげもん~長崎通訳異聞~』」では、オランダ通詞(つうじ)だった父の失踪の謎を追って江戸からやってきた青年・伊嶋壮多に抜てき。本格時代劇に初挑戦し、ちょんまげ姿も披露する。
年始から新たな永瀬さんの姿を見ることができそうな2022年。俳優として躍進を続ける彼から今後も目が離せない。
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