うる星やつら:36年ぶりテレビアニメ化 ノイタミナで2022年放送 神谷浩史があたる 上坂すみれがラムに

「うる星やつら」の新作テレビアニメのティザービジュアル(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
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「うる星やつら」の新作テレビアニメのティザービジュアル(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作となるテレビアニメが制作され、2022年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送されることが1月1日、分かった。1981~86年に放送されたテレビアニメ以来、約36年ぶりのテレビアニメ化となる。原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化する。第1期が2022年に放送予定。同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して再びテレビアニメ化されることになった。

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 「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」などの高橋秀弥さん、木村泰大さんが監督を務め、「はたらく細胞」などの柿原優子さんがシリーズ構成、「おそ松さん」「映像研には手を出すな!」などの浅野直之さんがキャラクターデザインを担当。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「炎炎ノ消防隊」などのdavid productionが制作する。神谷浩史さんが主人公の“ダーリン”こと諸星あたる、上坂すみれさんがヒロイン・ラムをそれぞれ演じる。

 ひざを抱えて体を丸めるトラ柄のビキニ姿のラムが描かれたティザービジュアル、神谷さんが演じるあたる、上坂さんが演じるラムが「ラム!」「ダーリン!」と掛け合うティザーPVも公開された。

 原作者の高橋さんは「あけましておめでとうございます。寅(とら)年に『うる星やつら』を再びアニメ化していただくことになりました。キャラデザは『おそ松さん』の浅野直之さん。『おそ松さん』は大好きで欠かさず見ていたので、とてもうれしいです。40年前の『うる星やつら』も古川登志夫さん、平野文さんはじめ、最高の声優さんたちに演じていただき恵まれた作品でした。今回も、あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そしてほかのキャラ全員、主役級の声優さんたちで、豪華さに驚いています。視聴者の皆様、ご期待ください。シナリオも面白く、高橋、木村両監督がどのように映像化してくださるのか、すごく楽しみです。昔ファンだった人も、『うる星やつら』を知らない人も楽しめる作品になると思いますので、ぜひご覧ください」とコメントを寄せている。

 あたる役の神谷さんは「僕は古川登志夫さんの演じるどこまでも軽薄で無責任なあたるが大好きなんです。その思いと今まで培ってきた声優としての技量全てをもって、新しいあたるを作っていけたらと思っています!」とコメント。ラム役の上坂さんは「本当に本当にすごいキャラクターなので、演じるのはかなりプレッシャーや緊張がありますが、軽やかに空を舞うラムちゃんの天真らんまんな表情を楽しみながらお芝居できれば、と思います!」と意気込んでいる。

 1981~86年に放送されたテレビアニメであたるを演じた古川登志夫さんは「自論として『プロの声優の数だけ演技論は存在する』と思っています。この場合の演技論とは、役作り=演技プランのことを指しているのですが、一人一人異なるところが面白いし、異なって当然、神谷さん独自のあたるを楽しみにしています」とコメント。

 1981~86年に放送されたテレビアニメでラムを演じた平野文さんは「すみれさん、私たちの敬愛する高橋留美子先生のルーミック・ワールドへようこそ! 新しい令和のラムちゃんは、なんと寅=虎年に誕生なんですね! これはもう期待する以外何をしろとおっしゃるのですか! うちも楽しみにしてるっちゃ!!」と話している。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。女好きのダメ高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月で放送。アニメには、押井守さんや伊藤和典さん、高田明美さんらが参加した。劇場版アニメ「うる星やつら オンリー・ユー」「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」なども人気を集めた。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:高橋秀弥、木村泰大▽シリーズ構成:柿原優子▽キャラクターデザイン:浅野直之▽アニメーション制作:david production

 ◇キャスト(敬称略)

 諸星あたる:神谷浩史▽ラム:上坂すみれ

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