ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルで女優の出口夏希さんがこのほど、一足早い成人式を行い、華やかな晴れ着姿を披露した。新成人となり「“感謝”と“自分らしさ”を忘れず、全力で頑張っていきたいと思います」と意気込みを口にする出口さんに、20代の目標や女優業への思いなどを聞いた。
ウナギノボリ
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新成人の出口さんは、2001年10月4日生まれ、東京都出身。モデルとしても活躍するほか、昨年は連続ドラマ「ガールガンレディ」(MBS・TBS)や「コタローは1人暮らし」(テレビ朝日系)などに出演。今年も複数の出演作が公開、放送を控えているなど女優業でも注目を集めている。
昨年10月に20代に突入したが、晴れ着を着て「初めてはたちの実感が湧きました」と笑う出口さん。成人しての意気込みでは「自分らしさを忘れずに」と誓ったが、“自分らしさ”とは「飾らないこと」だといい、「“うそっぽく”はいたくないな、と思います。演技でもそうだけど、うそっぽくなるのが嫌で、そうならないように表現できるようにしたいです」と語る。
女優としては、現場が「楽しい」と感じるようになり、意欲も増した。そこに自身でも成長を実感しているという。「現場でお芝居していて『楽しい』と感じるようになりました。一番楽しいのは、準備してきたものを現場で出して、褒めてもらえるとき。2021年は『お仕事をやりたい』と思うようになったので、それが一番の成長ですかね」と笑顔を見せた。
先日、小山愛子さんの人気マンガを実写ドラマ化した「舞妓(まいこ)さんちのまかないさん」(Netflix)で、森七菜さんとダブル主演を務めることが発表された出口さん。ドラマは、「万引き家族」(2018年)などで知られる是枝裕和監督が手掛ける初のNetflix作品としても注目を集めている。
オーディションで、“百年に一人の逸材”と将来を期待される舞妓のすみれ役を射止めた出口さんは、「オーディションでは、自分の中で気持ちを作って、そのまま出して。(終了後は)『楽しい』と言って出てきました。オーディションが楽しくて。ちゃんと準備してできた、と思えたことが『楽しい』につながったんだと思います。自信はなかったですけど、『取ってやろう!』と思っていました(笑い)」と楽しそうに振り返る。
ただ、合格したあとは不安な気持ちにもなったといい、「毎回、オーディションに受かったとき、うれしいけど不安になっちゃうんです。素直に喜べなくて、怖くなっちゃって……。『受かったけど、大丈夫かな』と思ってしまうんですよね」と正直に吐露。
それでも「是枝監督と撮影前にお話しする時間をいただいて、『すみれ(役)を取りにきたなって伝わった。その気持ちを僕は買ったんだよ』『大丈夫だよ』と言っていただき、不安に思っていたけど、その言葉をいただいて、安心して頑張ろうと思いました」と明かし、「お仕事をしたい、お芝居をしたいという気持ちが初めて湧いてきて、お芝居をすることが楽しいと思えたのは、是枝監督をはじめ、是枝組のスタッフの方々やキャストの方々のおかげです!」と声を弾ませた。
楽しさを覚えるようになって、女優業へのモチベーションは高い。これから演じてみたいのは「青春キラキラ王道系のヒロイン」だといい、「女優のお仕事が楽しくなってきたので、2022年もいろいろなことに挑戦したいです」と力を込める。
プライベートでの目標は、オフの日のための趣味を見つけること。「以前から、ガラス細工とか料理教室とかボクシングやりたいとか、いろいろ言っていたんですけど、まだ一度も行っていません」と苦笑いし、「例えば山登りでも釣りでもいいんですけど(笑い)。アクティブなことがしたいですね」と晴れやかな笑顔で語っていた。
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