四畳半タイムマシンブルース:中村佑介描くキャラ原案公開 “令和版”下鴨幽水荘の人々 追加キャストに佐藤せつじ、本多力

「四畳半タイムマシンブルース」のキャラクター原案(C)2022 森見登美彦・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会
1 / 5
「四畳半タイムマシンブルース」のキャラクター原案(C)2022 森見登美彦・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会

 「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる森見登美彦さんの小説が原作のアニメ「四畳半タイムマシンブルース」のキャラクター原案が2月3日、公開された。イラストレーターの中村佑介さんが「私」をはじめとする“令和版”下鴨幽水荘に集う人々を描いた。

ウナギノボリ

 アニメに佐藤せつじさん、劇団「ヨーロッパ企画」の本多力さんが声優として出演することも発表された。アニメは「四畳半神話大系」と実写映画化もされた上田誠さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」が“悪魔的融合”によって生まれた小説が原作で、佐藤さんはテレビアニメ「四畳半神話大系」に続き相島先輩を演じる。本多さんは、未来からやってきた田村くんを演じる。本多さんは「サマータイムマシン・ブルース」の舞台、実写映画でも田村くんを演じた。

 佐藤さんは「『四畳半神話大系』の続編待ってました! 懐かしいなぁ~。また(『私』役の)浅沼晋太郎くんがひたすらマシンガンのようにしゃべりまくるんですかね。きっとこの作品でラップの才能開花したことでしょう(笑い)。自分も関西の大学出身で古~い学生寮によく入り浸っていたのでとても懐かしく大好きな世界観なんです。しかもそこにタイムマシンとかSFなんて絶対面白いじゃないですか! もう楽しみ~~! そうだ、京都行こ! 落ち着いたら!」とコメントを寄せている。

 本多さんは「田村は『サマータイムマシン・ブルース』舞台と映画、続編の『サマータイムマシン・ワンスモア』と何回もやらせてもらってるんですが、今回まさかの『四畳半タイムマシンブルース』でも演じさせてもらえるとは! 田村が未来から現代へやってくる感じと、上田くんの作品から森見さんの作品へやってくる感じが相まってすごい変な感覚で読みました。声優の経験もほとんどないのでいい意味で違和感になれればいいなあと思ってます」と話している。

 「四畳半タイムマシンブルース」のアニメ化を記念し、テレビアニメ「四畳半神話大系」が4月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で再放送されることも発表された。

 「四畳半タイムマシンブルース」は、「四畳半神話大系」と戯曲「サマータイムマシン・ブルース」が“悪魔的融合”によって生まれた小説。「私」の元に25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという男子学生・田村が現れる……というストーリー。タイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のエアコンのリモコンを持ってこようとしたり、悪友の小津たちがタイムマシンで勝手気ままに昨日を改変、過去を書き換えたりするなどタイムマシンを無駄遣いすることになる。

 アニメは、「四畳半神話大系」などに参加し、「ワンパンマン」「Sonny Boy」などを手がけた夏目真悟さんが監督を務め、上田さんが脚本、中村さんがキャラクター原案を担当。「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作する。「四畳半神話大系」と同じく浅沼さんが「私」、坂本真綾さんが明石さん、吉野裕行さんが小津、諏訪部順一さんが城ヶ崎先輩、甲斐田裕子さんが羽貫さんをそれぞれ演じ、中井和哉さんが、故・藤原啓治さんが演じた樋口師匠役として出演する。2022年に配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信されるほか、劇場公開される。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事