ドラゴンボール超 スーパーヒーロー:「かつてないこん身の一作」 悟飯、ピッコロの師弟が活躍 “スーパーかぶり”の理由は?

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のビジュアル(C)バード・スタジオ/集英社(C)「2022ドラゴンボール超」製作委員会
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「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のビジュアル(C)バード・スタジオ/集英社(C)「2022ドラゴンボール超」製作委員会

 東映の新作映画を発表する「2022年 東映ラインナップ発表会」が2月3日、東京都内で開催され、鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の21作目となる劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」(4月22日公開)のエグゼクティブプロデューサーを務める集英社の伊能昭夫さんが登場した。伊能さんは「連載開始からもうすぐで40年になりますが、かつてないこん身の一作。今までと違った技法で映像を表現しています。今回は、孫悟飯、ピッコロの師弟が活躍する話になります。これまで、みんながどんどん強くなっている。今回の舞台は地球。地球にいる人たちがどうやって立ち向かうか?をやりたいというところから始まりました」と説明した。

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 タイトルに「スーパー」が二つ入っていることも話題になっている。伊能さんは「タイトルはお話ができてから決めた。『スーパー』がかぶることについては、いろいろありました。でも『みんなヒーローだ』と言いたくて、このタイトルになりました。くどいかもしれないけど、このタイトルにしようとなった」と話した。

 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、2018年12月公開の第20作「ドラゴンボール超 ブロリー」以来の劇場版。鳥山さんが原作、脚本、キャラクターデザインを担当する。前作「ドラゴンボール超 ブロリー」で3Dパートを手がけた児玉徹郎さんが監督を務め、久保田誓さんが作画監督を担当。「マスカレード・ナイト」「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」などの佐藤直紀さんが音楽を担当する。

 「ドラゴンボール」はマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された鳥山さんの人気マンガが原作。コミックスの全世界累計発行部数は約2億6000万部。テレビアニメは、「ドラゴンボール」が1986年2月~1989年4月、「ドラゴンボールZ」が1989年4月~1996年1月、「ドラゴンボールGT」が1996年2月~1997年11月に放送。鳥山さんが手がけた完全新作のオリジナルストーリー「ドラゴンボール超」が2015年7月~2018年3月に放送された。

 劇場版は、1986年12月に第1作「ドラゴンボール 神龍の伝説」が公開。クウラ、ブロリー、ボージャック、ジャネンバなどの人気キャラクターを生み出してきた。2013年3月に約17年ぶりに公開された「ドラゴンボールZ 神と神」は興行収入が約29億9000万円を記録し、2015年4月公開の「ドラゴンボールZ 復活の『F』」も興行収入約37億4000万円とヒットした。2018年12月公開の「ドラゴンボール超 ブロリー」が、世界の興行収入が135億円を突破したことも話題になった。

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