三谷幸喜：「Nキャス」新司会に　ビートたけしとバトンタッチ　自身初のレギュラー番組「未知の世界への挑戦」

　TBSは2月14日、同局の土曜夜の情報番組「新・情報7daysニュースキャスター（Nキャス）」（土曜午後10時）に、4月から脚本家の三谷幸喜さんが司会として加わると発表した。3月で番組を“卒業”するビートたけしさんと交代する形。2008年10月にスタートした同番組で、司会交代は初めて。

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　同番組は、4月から「情報7daysニュースキャスター」とタイトルを改め、セットや音楽を一部リニューアルするが、三谷さんは総合司会の安住紳一郎アナウンサーとのコンビで、新装した番組を盛り上げる。TBSは、世代を超えて支持される作品をつむいできた三谷さんが、「世の中の出来事の新たな見方を提供してくれるだろう」と期待を寄せている。

　テレビ番組にレギュラー出演するのは初めてとなる三谷さんは「未知の世界への挑戦です。知っていることは詳しいけど、知らないことはほとんど知らない僕ですが、それでも良いとおっしゃるので、やってみることにしました」とコメント。コンビを組む安住アナについては「昔からよく知っています。心は開いていませんが、頼りにしています」と独特の表現で語った。

　続けて、「僕の最大の課題は、大河ドラマ（『鎌倉殿の13人』）の関係者に迷惑をかけないこと。しばらくは執筆と並行しての参加となります。ひょっとしたら、生本番中もスタジオの隅で書いていることになるかもしれませんが、頑張りますので、大目に見てください」と話している。

　安住アナは「番組スタッフのほとんどが三谷作品のファンで、ダメもとでお願いしました。日本でも指折りのプレッシャーがかかる大河ドラマの執筆中で、『今なら正常な判断ができないかもしれない』という捨て身の作戦でした。大河ドラマはもちろん映画、舞台の脚本監督業に差し支えないようにお願いしました」とオファーの経緯を明かし、「たけしさんが作った“ユーモアとエスプリの効いた番組”を三谷さんと引き継いでいきます」と意気込みを語っている。