おかあさんといっしょ:「うたのお姉さん」交代へ 6年務めたあつこお姉さんが涙の卒業 「すごく幸せなお姉さんとして活動させていただいた」

会見に出席した21代目「うたのお姉さん」の小野あつこさん=NHK提供
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会見に出席した21代目「うたのお姉さん」の小野あつこさん=NHK提供

 NHK・Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」(月~土曜午前7時45分)で6年間にわたって「うたのお姉さん」を務めてきた小野あつこさんが3月末で“卒業”することが2月16日、明らかになった。22代目となる後任は、ながたまやさんが務める。同日行われたオンライン会見に出席した小野さんは「とても濃い6年間でした。不安が最初はあったのですが、(周囲の方に)たくさん支えていただき、コンサートに会いに来てくれる子供たち、親御さんから温かく応援していただいて、すごく幸せなお姉さんとして活動させていただきました」と語った。

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 「あつこお姉さん」として親しまれている小野さんは、2016年3月に東京音大大学院を卒業。同年4月、21代目「うたのお姉さん」に就任した。「1年目は泣いてばっかりで、先輩方の温かさに支えていただきました。『近所にいるような身近なお姉さん』と子供たちに感じていただきたいという思いを尊重してくださり、私の気持ちに寄り添いながら、1日でも早く子供たちと楽しくお仕事ができるようにと日々、手取り足取り助けていただきました」と振り返った。

 2017年4月から12代目の「うたのお兄さん」を務めている花田ゆういちろうさんについては、「すごくしっかりしていて、いつも温かくて、何も言わなくてもいろんなことを察してくれて、本当に助けてもらいました」と涙。「壁にぶち当たることがあったんですけど、いろいろ試行錯誤しながらやっていくなかで、今まで5年間、毎日のようにゆういちろうくんと一緒に歌えたことが幸せだったなと日々感じています」と言葉を詰まらせた。

 今後については「子供と関わる活動を続けていきたい」とした。

 後任のながたさんは、静岡県出身。5歳からミュージカルに参加し、高校の音楽科卒業後、都内の音楽大学で声楽を学び、3月に卒業する見込み。ながたさんは4月4日の放送回から登場する。

 4月2日の放送回の最後に小野さんとながたさんが出演し、交代のあいさつをする。花田さん、「体操のお兄さん」の福尾誠さん、「体操のお姉さん」の秋元杏月さんは引き続き出演する。

 「おかあさんといっしょ」は、低年齢児の情緒や表現、言葉、体などの発達を助けることを狙いとした番組で1959年にスタート。これまで「うたのお姉さん」は茂森あゆみさん(1993~99年)、つのだりょうこさん(99~2003年)、はいだしょうこさん(03~08年)、三谷たくみさん(08年~16年)らが活躍してきた。

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