名探偵コナン
#1142「乱歩邸殺人事件(前編)」
11月16日(土)放送分
TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが毎月のTSUTAYAでのソフト販売ランキングを基に市場の動向を振り返る。
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2022年1月の売り上げは、ソフト部門が前年比約140%だった一方、ハード部門は前年割れで、トータルとしては前年割れという結果でした。
ハードは、スイッチ本体の販売が減少しており、さすがにエントリーユーザーというよりは買い替え需要、買い増し需要がメインとなってきています。一家に一台というのではなく、3DSに近い形で個人持ちの傾向が強くなってきました。
好調だったソフト部門は、全体では前年比約140%でしたが、上位20位では何と約180%という好調ぶり。その最大の要因となったのは唯一の新作となった「Pokemon LEGENDS アルセウス」(NS、ポケモン)の圧倒的な大ヒットでした。前年1月の主な新作も「魔界戦記ディスガイア6」(NS、日本一ソフトウェア)だけでしたが、売れ行きの規模が違いすぎました。
「アルセウス」は予想を大幅に上回る大ヒットで、大欠品しています。2週間分で想定していた本数がわずか3日足らずで売り切れるという熱狂ぶり。「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール(ダイパ)」(NS、ポケモン)にダブルパックを足した本数の約9割という数字です。「ダイパ」は2バージョンの同時購入者も多いため、実際のユーザー数でいえば、「ダイパ」ユーザー以外の新規層も取り込めているとみています。
ゲームの内容としては、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(NS、任天堂)に近いイメージで、新しくなったポケモンゲームという捉えられ方をしているようです。アクションも変化してインパクトがあるため、ユーザーに新鮮な印象を与えています。現時点での購買層としては、20~30代男性が圧倒的で、そこだけを見るといつものポケモンファンですが、販売数が合わないので、そこからも新規ユーザーが多いことがうかがえます。厳密にいえば一度ポケモンを卒業し、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などのオープンワールドタイトルを楽しんでいたユーザーということではないでしょうか。当分盛り上がりは持続するでしょうし、購買層もより幅広い年齢層に広がってくるでしょう。ゴールデンウイークぐらいまでは売れ続けそうです。
1位は「アルセウス」がV2となりそうですが、2月は注目タイトルが目白押し。前評判が高いのが「エルデンリング」(PS4・PS5、フロム・ソフトウェア)。「ダークソウル」を手がけたスタッフの最新作で、予約も絶好調。特にPS5版は、歴代のPS5タイトルナンバーワンのヒットが期待できそうです。他にも「刀剣乱舞無双」(NS、EXNOA)「Horizon Forbidden West」(PS4・PS5、SIE)あたりにも注目しています。
1位 Pokemon LEGENDS アルセウス(NS)
2位 マリオパーティ スーパースターズ(NS)
3位 Minecraft(NS)
4位 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(NS)
5位 ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド(NS)
6位 あつまれ どうぶつの森(NS)
7位 やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ(NS)
8位 マリオカート8 デラックス(NS)
9位 ポケットモンスター シャイニングパール(NS)
10位 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~(NS)
11位 リングフィット アドベンチャー(NS)
12位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(NS)
13位 Splatoon2(NS)
14位 世界のアソビ大全51(NS)
15位 スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド(NS)
16位 ポケットモンスター ソード(NS)
17位 ふたりで!にゃんこ大戦争(NS)
18位 ヒューマン フォール フラット(NS)
19位 New スーパーマリオブラザーズU デラックス(NS)
20位 太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん(NS)