鎌倉殿の13人:運慶役・相島一之 18年前は新見錦「新選組!の話は語り尽くせません」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で運慶を演じる相島一之さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で運慶を演じる相島一之さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが主演を務める2022年のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが3月1日に発表され、相島一之さんが、運慶役で出演することが明らかになった。運慶は日本中世に輝く天才芸術家で、北条家のため珠玉の仏像の数々を生み出す。相島さんは、「日本を代表する仏師運慶。誰もが名前は知っているのに実はどんな人だったのか誰も答えられない。そんな謎の人物を『鎌倉殿の13人』で演じられることに感動し、とても光栄に思っています」と心境を明かしている。

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 さらに「武士たちが熾烈(しれつ)な権力闘争を繰り広げた時代の中で、芸術家はどう生きたのだろう。きっと美と向き合いながらもしたたかにたくましく武士の時代を生き抜いたに違いない。運慶という『芸術』の人が北条を筆頭とする鎌倉殿を取り巻く人たちと相まみえるのが楽しみで仕方がありません」と語った。

 相島さんは5回目の大河ドラマ出演で、同じ三谷幸喜さん脚本で2004年に放送された「新選組!」では新見錦を演じた。「初の大河ドラマで尊敬する(芹沢鴨役の)佐藤浩市さんの隣にいる役でした。普通の新選組のドラマだと物語開始10分で『新見さんが殺されました!』と報告されるような印象の薄い人物なのにあれほど強烈な人物にしていただき本当に感謝でした。新選組!の話は語り尽くせません」と話していた。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷さんで、野心とは無縁だった若者・北条義時が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。

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