藤田茜：AnimeJapanの魅力　安心、安全を第一に「みんなで一緒に楽しみたい！」

　世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan（アニメジャパン） 2022」が3月に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される。声優の藤田茜さんは、同イベントの5周年を記念して2018年に生まれたキャラクター・AJ兄弟の声優を鈴木崚汰さんと共に務め、イベントの情報を発表するAJプレゼンテーションでもMCを務めるなどアニメジャパンに深く関わってきた。藤田さんにアニメジャパンの魅力を聞いた。

ウナギノボリ

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　◇初のステージに圧倒！　広い！

　アニメジャパンは2014年から開催されている世界最大級のアニメイベント。今年は3月26、27日がパブリックデー、同28、29日がビジネスデーとなる。ビジネスデーはオンラインで開催される。藤田さんが初めて参加したのは2015年だった。

　「2015年にTOKYO MXの特番のリポーターとして参加させていただいたのが初めてでした。出身が静岡でして、静岡ではこんなに大きなアニメのイベントはありませんでしたし、学生だったので、アニメのイベントにも行ったことがなかったんです。ビッグサイトに行くのも初めてだったんです。会場が広く、いろいろな作品のブースがあることに、驚き、圧倒されました。2017年には、ステージに出演させていただくことになり、ステージに立った時も『広い！』と改めて感じました」

　“世界最大級”ということもあり、アニメジャパンには多数の作品が集まり、人気声優が一堂に会する。国内外の幅広い年齢層のアニメファンが来場する。2019年は約14万6000人が来場した。

　「キャッチコピーの『アニメのすべてが、ここにある。』の通り、いろいろな作品が一つの会場に集まります。ブースの数もとにかく多くて、ブースごとのイベントがあります。ファンの方との距離が近く、反応が分かりやすいんですよね。圧倒されることがありました」

　◇ビッグサイトに戻ってきたぞ！

　アニメジャパンは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年は中止となり、2021年はオンラインのみの開催となった。リアルでの開催は2019年以来、約3年ぶりとなり、東京都や国が定める感染症対策を実施するなど「安心、安全なイベント」を目指す。今回のアニメジャパンは入場券を購入すれば、オンラインでステージイベントを視聴できる。現地、オンラインの両方で楽しめるようになった。

　「2020年は直前までどうなるか分からない状況でした。安全を一番に考えないといけないですし、その大変さを感じていました。昨年は直前にオンライン開催になりました。オンラインだと、今まで遠方で会場に来られなかった方も家で見られます。オンラインでも、気持ちを共有できるはずです。でも、やっぱり現地で楽しさを共有したくなりますよね。会場ならではの盛り上がりもありますし。ただ、安心、安全を考えないといけません。今回はオンラインでステージを見ることができますし、いろいろな楽しみ方をしてほしいですね」

　アニメジャパンは毎回、人気キャラクターが集結したビジュアルが制作されている。今回のビジュアルには、背景に会場である東京ビッグサイトが描かれている。リアルイベントとして開催するスタッフの決意のようにも見える。

　「『ビッグサイトに戻ってきたぞ！』という思いを感じます。テーマは『キュー』です。9回目の『キュー』ですし、声優としては収録が始まる合図の『キュー』でもあります。『これから本番！』と気持ちを引き締めます。大変な状況の中で我慢をしていることもあると思います。スタッフの皆さんが安心、安全を第一に考えていますので、楽しんでください！　楽しみ方はいろいろあります！　私も『みんなで一緒にイベントを楽しみたい！』という気持ちです」

　今年はリアル、オンラインで進化した新しいアニメジャパンを楽しめそうだ。ぜひ、さまざまな形でイベントを堪能してほしい。